【MTGアリーナ:M20環境ランクドラフト攻略】無課金ミシック到達までのドラフトデッキ例
どうも管理人です。
M20環境は基本セットながらリミテがそこそこ気に入ってて
今月はほぼ無課金?状態でリミテミシックに到達できました。
- 開始時…8月1日:ゴールドTier3・5400コイン・1410ジェム
- 到達時…8月20日:ミシック#79・1575コイン・1900ジェム
アリーナのランク戦リミテはAIピック&BO1という
通常とは異なるルールでのドラフトになるわけですが
やりこんだ感想等々を書いてみたいと思います。
どういった基準でピックするのが強いのか
参考にしてみてくださいませ(^ω^)v
***
関連記事:
各色のトップコモン等に関しては下記記事を参考にどうぞ。
→ 色の強弱・各色トップコモン&アンコ・完走デッキ例
Contents
M20環境ランク戦ドラフト:ピック指針
まず全体的な感想として
通常のドラフトとは異なりAIピックの癖を知っていることが結構重要。
BO1故にサイド無しのメインボードが強いデッキが好ましいと言えます。
この結果…
どういったことが起こるかというと
- トップコモンなのに点数が低めのカードがちらほら存在する
- AIは点数を基準にピックしているだけなので卓全体の流れは見れていない
- 故に大量ピックしてシナジーを形成するカードの点数が通常より低い
- メイン戦だけなので本来ならサイドアウトされるべきタフ1生物を狩れる弓が強い
こういったことが起きます。
トップコモンなのに点数の低いカードとしては
黒の《大胆な盗人》などが挙げられるでしょうか。
黒いコモン生物の中では
間違いなく一番強いカードなんですけど
やりこんだ感想としては点数が強さの割に少し低め。
故に大量ピックできることがある。
また大量ピックでシナジーを形成するカードとしては
《フェアリーの悪党》などが挙げられますね。
例えば…人間がピックする場合を考えると
1&2パック目で《フェアリーの悪党》が大量に流れていた場合…
3パック目にて集めていない人が流石にまずいだろうということで
カットすることが考えられますが…AIにはカットの概念がないですね。
その為、単体だと弱いけど大量ピックすると点数の上がるカードは点数低め。
通常のドラフトよりも容易に集めることが可能というわけですね。
またM20環境リミテのキーカード《心臓貫きの弓》に関しても
アリーナでは点数の低いカードとなっていますが上手くピックできると強い。
本来のドラフトであれば
メインから弓を入れているデッキに対しては
サイドにてタフ1生物を減らすなどの対策が可能ですが
アリーナのランク戦はBO1のメイン戦のみなので
通常のドラフトよりも弓が強く働くことが多いです。
白は避けるべし
このM20という環境は
ハンドアドバンテージを取るカードが非常に多く
特に上記画像の3枚はエキスパンションが違えば
アンコモンでもおかしくないくらいの性能をしています。
コモンでアドをとるカードが大量に存在する中で
唯一白だけがハンドアドを取るカードが殆ど存在しません。
代わりに出来ることとしては
ライフアドバンテージもしくはトークンで1:1交換した場合の微アドくらい。
これらの小さなアドでは
ドローによるアドには勝つことができず
結果的に「白という色が弱い」のが本環境の特徴。
勝ちたければ白をやらない
くらいの気持ちで
ピックすることをオススメします。
初手でボムレアが来ない限りは
自分は絶対に白はやらないですね。
青白飛行というアーキタイプが本環境には存在しますが
青白飛行もできるだけ避けるようにしてピックしてました。
仮に私が白をやる場合は初手で
「白騎兵・アジャニ・セファラ・処刑人・ロクソドン」
くらいのカードが来ない限りは白をやりたくないです。
ちなみにロクソドンはシングルシンボルなので
ピックした場合でも白をタッチして使う方向で
ピックを進めることが多かったです。
ちなみに初手がアジャニだったとしても
白の流れが悪いと感じたらすぐに切ってもOK。
それくらい白は避けてましたし
それで結果的に良かったと思ってます。
初手で取るカードが《平和な心》くらいしかなかったとしても
出来る限り取らずに白を避けるくらいの気持ちでピックするイメージ。
それくらい白は弱い。
大量ピック系カードの評価
本環境では各色に固めて取ることで
点数の上がる上記のようなカードが存在します。
アリーナでは通常のドラフトよりも
これらカードが比較的集めやすい環境にあります。
大隊の歩兵
白:《大隊の歩兵》
白が弱いので集めようと思ったことがないです。
イクサランの《軍団の征服者》と同じ感覚でいくと
使う場合は少なくとも3枚は欲しい。
環境的に2/2がそんなに強くないのと
引っ張ってこれる以外のシナジーが薄いので
大量ピック系のカードの中では一番弱い。
フェアリーの悪党
青:《フェアリーの悪党》
アリーナだと簡単に集まることがあります。
2枚だとデッキにいれるか迷いますが3枚以上とれると強い。
4枚目以降のフェアリーの点数は
青トップコモン《雲族》と並ぶくらいの点数だと思ってます。
大量に取れたときの破壊力は文句なし。
積極的に狙ってOKなカードになります。
群れる猛犬
赤:群れる猛犬
このカードは大量に集めたときの恩恵が薄い代わりに
単体でも普通に使えるタイプのカード。1枚からでもプレイアブル。
ちなみにM20環境は全体的にカードパワーが高い為
本カードはあまり目立っていませんが環境が違えば
普通にトップコモンくらいのポテンシャルあります。
参考までに…
似た性能の《深海艦隊の扇動者》は
イクサラン環境ではトップ3にはいる赤コモン。
集めることでシナジーを形成するという意味では
《溶岩族の喧嘩屋》などもそれに該当するともいえます。
アンデットの召使い
黒:《アンデットの召使い》
単体だと弱いです。
デッキに入れるなら3枚以上取れた場合に限るかなぁ…と。
1パック目から黒をやってて
特に取るカードが無い場合にピックしておいて
後半のパックで4枚くらい集まった場合に
それなら使ってもいいかな~ってカード。
4~5枚取れた上に
《ハゲタカ》もデッキに入ってると
非常に強い動きをすることがあります。
例えば「ハゲタカ2枚・アンデット5枚」取れたときの黒単。
レア無し9割コモンのデッキでしたが非常に強くて7勝完走。
成長周期
緑:《成長周期》
どうせデッキにいれるなら2枚くらいは入れたい。
デッキにいれて面白くなるのは3枚以上取れた時ですね。
単体で見たときのコンバットトリックとしては
盤面に残り続ける《残忍な発動》のほうが強いです。
2マナ+9/+9修整ワンショット!
あくまでバットリなので
単体除去には劣る印象ではありますが
5枚くらいとれるとワンショットデッキ作れたりします。
弓を制する者が環境を制す
M20環境を得意とする人とそうじゃない人との一番の違いは
おそらく《心臓貫きの弓》の評価値の違いかなぁと思ってます。
一見するとカードの性能的に…
相手のメインボードで見かけたタフ1生物除去用に
サイドから入れるカードのように見えるんですが
アリーナBO1環境においては
メイン4積みしても良いくらいのカードだったりします。
ピックタイミング
ピックするタイミングとしては…
ピックしているカラーのトップコモンがなく
特にこれといってほしいカードが無ければ
弓をピックする癖をつけると良い感じです。
また流れ的に除去が殆ど取れなかった場合なども
少しだけ点数を高く見積もってピックすると良いですね。
弓と相性の良いカラーは青黒
弓が大量にピックできたときの名高い武器職人は超強いです。
弓とのシナジーが最も高いカードなので弓の流れを感じたら取れると嬉しい。
ちなみにマナ能力に関しては「2マナ」でる点をお忘れなく。
基本的にはどのクリーチャーに
装備して使っても良いのですが
- チャンプアタック可能な黒の骸骨
- 飛行持ちの青生物
などは比較的装備しやすく
相性が良かったりしますね。
特に飛行持ちの低マナ域のクリーチャーは
3ターン目から装備して殴ることが可能なので
それだけで勝負が決まることもあったりなかったり。
また弓と非常に相性の良いクリーチャーが《深海艦隊の殺し屋》ですね。
弓で1点与えたあとに出すことで
イクサラン環境トップアンコモンの
実質チュパカブラと同じ仕事をしてくれます。
弓がなくとも《大胆な盗人》がアタックできるようになるのも強み。
デッキの理想形として
こういった形のデッキを目標にピックしていくと
BO1ルールで非常に強いデッキになったりします。
アドを取れるカードが多い場合は
土地16枚のほうが自分は好きです。
アリーナ7勝完走デッキ例
ちなみにオススメ2色は
「青黒・赤黒・青赤」のグリクシスカラー。
青黒マルチのアンコモン《秘本綴じのリッチ》は
マルチサイクルの中では一番オススメしておきます。
緑はレアが全体的に強いので
レアが取れたときは「緑青・緑黒・緑赤」もOK。
※レアなし緑はちょっと微妙な時がある
特に《夜群れの伏兵》は3パック目から
色変えても良いレベルで強いっすねぇ~。
白は勝ちたいなら避けるべき色です。
***
どういったデッキが7勝完走できるのか
感じ取ってもらえればと思います。
1:赤黒
- 軽い除去が大量(ショック×3・見栄え損ない・骨の粉砕)
- 大胆な盗人×3枚
- 赤黒マルチ×3枚
アリーナのM20ランク戦が始まってすぐのころのデッキ。
赤黒の場合はマルチが実質5マナ生物くらいのスペックなので
本デッキの場合は5マナ以上の生物がなくとも十分機能するイメージ。
ちなみにオーガは《療養所の骸骨》を利用して
受けに回った時のほうが強いことが多かったりします。
※相手の強いクリーチャーを殴れなくするのが地味に強い
2:青緑
- ほぼ青単
- フェアリー×5枚
- ボムレア入り
フェアリーを大量ピックできると
何だかんだ勝てちゃう系デッキの例。
フェアリーが大量ピックでき
尚且つ青単気味にデッキが組めた場合に限り
《賢者街の住人》によるLOの勝ち筋を作ることも可。
基本的に強いクリーチャーではありませんが
勝ち筋として覚えておくと一度くらい使う機会あるかも。
3:青黒
- フェアリー×4枚
- 武器職人×1枚
- 除去そこそこ
フェアリーや雲族、リッチでアドを取りつつ
除去がしっかりと取れていれば完走できるデッキ例。
4:白黒
白黒で完走できたデッキ。
白が絡むとアドの面でデッキが弱くなりやすいので基本的には避ける。
- 弓×3枚
- ボムレア有り(ロクソドン)
- 除去そこそこ
もう少しアドを稼ぐカードがないと
白黒はこれでも結構きつかった印象。
5:青黒
- フェアリー×3枚
- 弓×4枚(武器職人入り)
- 殺し屋×1枚
- 除去そこそこ
- ボムレア有り
大胆な盗人がいれば完璧に近いデッキ。
黒4マナの3点除去は弓との相性が高め。
6:青赤
- フェアリー×3枚
- ショック×3枚
- 弓×4枚
- 武器職人×2枚
- それ以外のカードもトップコモン&アンコモン
ほぼ100点に近い青赤デッキ。
アド源として《雲族》が早めに拾えた場合は
青赤or青黒で除去が多いほうに進んでいけば強いデッキになりやすい。
7:青黒
- フェアリー×4枚
- 弓×2枚
- 殺し屋×2枚
盗人がいない代わりに
雲族・ドロー呪文・ディガーが入ってる青黒。
レア無しアンコモン3枚だけのデッキですが
ボムレアが無かった場合でもこういったデッキが組めると
安定して勝つことができるのでアリーナだと青黒オススメ。
8:黒単
- 除去×7枚
- 盗人×1枚
- 殺し屋×2枚
- アンデットの召使い×5枚
「リミテの除去は正義」を体現したようなデッキ。
レア無しアンコモン3枚の黒単ですがかなり強かった。
AIの《アンデットの召使い》の点数は
非常に低いので集めやすいんですが…
相方の《ハゲタカ》が微妙に点数高くて
欲しいけど取れないことがあるので
狙って作るデッキではないかも。
ただ卓一の黒単はこのくらい強いのが組めるよっていう例。
9:黒単タッチ青
- 盗人×2
- 殺し屋×3
- 除去多め(殺害×4枚)
タッチカラーの青でアドバンテージ面を補強しつつ
黒の強い除去を活かして殴り勝つようなイメージのデッキ。
ちなみに黒いデッキをやる場合は
《魂回収》を大体1枚入れるようにしてます。
10:赤黒
- 盗人×3枚
- アンデットの召使い×4枚
- 駆け回る物焦がし×3枚
- 除去たっぷり
「療養所の骸骨・アンデットの召使い・駆け回る物焦がし」の3種が
《骨の粉砕》と非常に相性がよくて実質1マナ確定除去として機能したのが
このデッキの特に強かった部分かなぁ~と思います。
11:黒緑
ミシック到達時のデッキ。
- 盗人×3
- ボムレア有り(狼・緑騎兵)
- 除去そこそこ
黒緑でしっかりとアドを稼ぎつつ
カードパワーも全体的に高かったデッキ。
おさらい
心臓貫きの弓
いっぱい取れると本当に強いので
まだ試したことがない人は一度お試しを。
4枚までは確実にデッキに入ります。
5枚は少しやりすぎかもしれませんがなくはない。
特に弓を大量に採用する場合は
デッキ全体のマナカーブに少し注意。
2マナ以下生物ができれば6枚以上あるのが理想。
フェアリーの悪党
アリーナだとかき集めやすい。
青のトップコモンとして《霜のオオヤマネコ》がいますが
フェアリーの流れを感じた場合は自分はフェアリー優先で
ピックすることが多かったです。
大胆な盗人
3枚くらいとれるとドローがかなり安定します。
4枚目は無理に取らなくてもいいかなぁ~。
アリーナだと強さの割にピックしやすい。
秘本綴じのリッチ
環境的には青黒がアリーナだと最強。
リッチに関しては青黒決め打ちからの初手ピックでもOKレベル。
殺害
確定除去は正義。
ボムレアにも唯一対抗できるコモンカード。
コモンの中では一番点数高いカード。
深海艦隊の殺し屋
アリーナだと点数が低いんですが
黒いデッキだと3枚くらい入れても問題ない4マナ域。
弓や盗人との相性が抜群。
シナジーを意識してピックするといい。
***
是非ともデッキを参考にして
7勝完走を目指してみてください。
M20は知識があれば勝ちやすいタイプのリミテ環境です。ではではノシ。
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