【新マリガン方式「ロンドン・マリガン」確率計算】初手に望むカードを引き込める確率
2019/06/04
4月に開催予定のミシックチャンピオンシップ・ロンドン2019にて
どうやら新しい方式のマリガンが試験的に試されるそうで…
結果如何によっては
今後のマリガン方式として採用予定とのこと。
どんな感じになるのか…
少し確率計算してみたのでどうぞ。
※追記
基本セット2020よりロンドンマリガンが正式採用決定。
次回のプレリ7月6日?より試行が開始されるみたいです。
公式記事:ロンドン・マリガン
ロンドンマリガン
現在のマリガン方式
- マリガンごとにカードをライブラリに戻してシャッフル
- マリガンN回につき初手がN枚ずつ減る
- マリガンを行った場合は試合開始前に占術1が行える
ロンドンマリガン
- マリガンごとにカードをライブラリに戻してシャッフル
- カードを7枚引いてマリガンN回につき、N枚のカードを任意の順番でライブラリボトムに置く
- 占術は無し
例えば…
ダブルマリガンした場合でもハンドをとりあえず7枚見ることができ、
そこから不要と思われる2枚をボトムに送って試合スタートって感じですね。
マリガンしたとしても必ず毎回7枚見れることから
現在のマリガンよりもマリガンした場合の土地事故リスクなどが低くなってます。
個人的にはスタンには是非取り入れてほしいんですが
どうやら試験するのはモダン環境らしいのでどうなることやら。
*****
下記では…
マリガンN回行った際に特定のカード(1~4枚採用)を初手で引ける確率を掲載しています。
現在(2019年2月)採用されているマリガン方式
こちらに関しては占術によるドローは計算に含んでおりません。悪しからず。
補足:ハンド枚数とカード採用枚数による初手に引ける確率
こちらは単にハンド枚数がX枚の時の
特定のカードを引ける確率を計算したものです。
計算に使用したのでついでに掲載しておきます。
ロンドンマリガンの場合は常に…
ハンド枚数7の時の確率が適用されることになるわけですね。
採用検討中のロンドンマリガン
でもってロンドンマリガンの場合は
こんな感じの確率になります。
2種類のマリガン方法による差
新マリガン方式になるとマリガン後に
特定のカードを引ける確率がこの程度あがります。
- 1マリガンで約2.5%
- 2マリガンで約5.5%
- 3マリガンで約8%
って感じですかね。
所感
正直…
そこまで変わらないので採用してもらってOKレベルかな。
下環境はやってないので分かりませんが
スタンダードレベルだと特定のカードが引けることよりも
マリガン後の更なる土地事故率が軽減される恩恵のほうが大きい印象。
逆に下環境だと1枚のカードで死んじゃうようなデッキは
サイド後の力線0ターンキル率が5~10%ほど上がると考えると
環境に与える影響度はそこそこあるような気がします。
コンボデッキなどは恩恵がでかいかもしれませんが
4枚刺しカードレベルで初手で引ける確率が数パーセント変わるだけなので
2種類の4枚刺しカードが初手で同時に引ける確率…とかってなってくると
もっと小さい値での影響しかないと思うので大した問題じゃないかな~と。
*****
私個人はスタン民なので採用してもらってええかな~って感じですが皆さんはどうでしょうかね。