【ゼンディカーの夜明け:MTGAドラフト攻略】アーキ解説・最強カラー予想・完走デッキ例
2020/09/25
M21をすっ飛ばして…
どうもお久しぶりです。
新しく発売された新セット「ゼンディカーの夜明け」のドラフト攻略記事になります。
リミテ環境的にみてかなり面白くて
環境研究を色々としてみたので報告を。
メイン垢・サブ垢・アーリーアクセス含めると約20セットほどプレイ。
勝率も66%ほどでミシックに無事到達できました。
ゼンディカーの夜明け:環境の全体像
まずはざっくりと環境について。
環境速度
カードリストを眺めた際の事前予想としてはクリーチャーが小粒であったり、キッカーがあることなどからゆっくりとした環境が予想されていたZNR環境ですが、ふたを開けてみると「環境の速度は早め」です。
前環境の基本セット2021が赤白を中心とした超アグロ環境でしたが、ゼンディカーの夜明けはそれに次ぐ平均キルターン。エルドレインやイコリア、テーロスなどから比べると早い環境であることがデータからも見て取れます。※メタゲーム次第で速度は多少変化しますが、現時点では取り合えず早い!!
アーキタイプ全体像
"渡りをつける"完成しました。
まとめると、アグロの赤軸,パーティの黒軸,上陸/非上陸の2種類の緑軸,と,カードパワーピックでバランスを取るのが環境初期の強アーキが定まる前に於いては良さそうだな~って話になりました。構造の話ができて満足です。#ゼンディカーの夜明け #ZNRドラフト https://t.co/oneivjlnHD pic.twitter.com/YDmcq8O4jD— もうふ (@morphpnir) September 11, 2020
アーキタイプ全体像について。
もうふさんのまとめツイートが綺麗にまとまっているのでまずは一読推奨。環境全体を把握するのに役に立ちます。
ざっくりと2色の組み合わせのイメージは以下の通り。
- 白赤:戦士(特に赤に戦士が多く、ならず者が少ない)
- 赤青:ウィザード(特に青にウィザードが多く、クレリックが少ない)
- 青黒:ならず者(特に黒にならず者が多く、戦士が少ない)
- 黒白:クレリック(特に白にクレリックが多く、ウィザードが少ない)
- 赤黒:アグロ系パーティー
- 青白:ミッドレンジ系パーティー
- 緑黒:+1/+1カウンター
- 緑青:キッカー
- 緑白:上陸
- 緑赤:上陸
上記画像は2020年9月23日時点での2色デッキの17lands勝率。
- 白赤・赤青・青黒・黒白などの部族系は勝率高め
- パーティーカラーだと青白よりも赤黒アグロのほうが勝率高め
- 緑赤・緑白など上陸系は勝率低め
- 緑青は並み
- 緑黒・青白が勝率低め
※一番右の数値が勝率になりますが、17lands導入プレイヤーの平均勝率が50%より少し高いために全アーキが50%超えています
※環境最初期はラクドスが勝率60%オーバーと断トツでしたが黒の評価が上がってきたことでピックしにくくなり落ち着いてきました
アーキタイプについて
主要アーキについてもう少し細かく紹介してみます。
白赤:戦士
※参考デッキ:ダイヤ帯7-2
- キーワード:戦士・装備・(上陸)
- 備考:ならず者が少ない
- 所感:できればレアから入りたい
カラー的には上陸も入った色ではありますが赤白間での上陸シナジーはほぼ皆無なため、基本的には「戦士・装備品」による脳筋アーキになります。
コモンで戦士を参照するカードは《探検隊の勇者》と《毅然たる一撃》の2枚。勇者はフレンチバニラな性能ではありますが、3マナ4/3はマナレシオでみると4マナ相当のスペックなので中々に強い。
アンコモン以上になると装備品や戦士とシナジーのあるカードが複数枚用意されてはいるものの、赤白戦士を是非ともやりたい!…といったレベルのカードは少ない印象。ピック途中で1枚摘まんでおいたロードが2枚重なった!…とかそんな感じで赤白に流れる可能性はありそうです。
願わくば白の強いレアだったり、アキリやナヒリといった赤白マルチレアから参入したいアーキだと感じます。
補足として…赤白系はプレイアブルなパーティー参照系カードが多いので、パーティーデッキを組む方向でピックを進めるのもアリかなと思われる。
赤青:ウィザード
※参考デッキ:ダイヤ帯6-3
- キーワード:ウィザード・(キッカー)
- 備考:クレリックが少ない
- 所感:アンコモンが非常に強力
コモンのウィザードを参照するカードは《凍える罠》と《探検隊の占者》の二枚。いずれもウィザード成分の濃いデッキのほうが強く、特に《凍える罠》に関してはほぼウィザードデッキ専用のカードなので拾いやすくてそこそこ強く、キャントリ付きバットリとして3~4枚採用しても問題なし。
青赤ウィザードに関してはアンコモンの性能が非常に高く、特にウィザードを参照するカードはデッキの核となるものが多い。中でも《秘法の護符》は青赤ウィザードにおいてはレア並みの性能。BO1だと対処されにくいのも強み。
青赤ウィザードは特に青絡みのレアに相性の良い子が多いのですが、レアが無くてもアンコモンのキーパーツがしっかり取れていればそれだけでデッキになるのが強みですね。
青黒:ならず者
※参考:ダイヤ帯7-2
- キーワード:ならず者・LO
- 備考:戦士が少ない
- 所感:アンコモンが非常に強力
相手の墓地を肥やすことで強力になるカードが多数。LOも狙える特にアリーナ上だと一番人気のアーキ。
コモンの性能はボチボチといったところ。部族間でのシナジーという意味では《探検隊の潜伏者》に接死が付くくらいなものですが、切削により相手のライブラリを8枚以上肥やすことで「墓地8枚以上能力」が有効になり、デッキ全体が強化されるのが青黒の特徴。そういう意味では各カードが微妙にシナジーを含んでいるとも言えます。
コモンだけだとちょっと微妙な青黒ですが、アンコモンに関してはウィザード以上にシナジー持ちのカードが豊富。中でも青黒マルチ君は頭一つ抜けてる印象です。
また、切削の最強サポートとなるのが遺跡ガニ。複数枚ピック出来た場合はLOという別の勝ち手段を取ることができるのも魅力。特にBO1ではサイド後にライブラリを増やすなどの策を取ることができないので刺さりやすい。
シナジーのあるレアでは《夜鷲のあさり屋》や《ザレス・サン》がいますが、どちらも非常に強力でボムボム。
黒白:クレリック
※参考:ダイヤ帯7-2
- キーワード:クレリック・ライフゲイン
- 備考:ウィザードが少ない
- 所感:コモンだけでもシナジー濃いめ
殴らずともシナジーだけでライフを詰められるのが黒白クレリック。
コモンだけでもドレインシナジーを作ることが可能。特にキーパーツとなるのが左の2枚。
《コーの祝賀者》に関しては、この環境のタフ4というサイズは3マナ以下のほぼ全ての生物が止めることが可能なサイズでして、場に残りやすく受けにも強いシステムクリーチャーになります。
《略奪する破壊僧》は黒白以外のデッキだとほぼフレンチバニラな性能ですが、クレリックデッキにおいてはM21レアの《薄暮薔薇の棘、ヴィト》に近い働きをしてくれる強カードになります。
この2枚のシステムクリーチャーが場にいる状態で、後はクリーチャーを展開しているだけでどんどんアドが取れるのが黒白クレリックの強い部分。
故に墓地回収やライフルーズ除去などは他のアーキよりも強く使うことが可能。※システムクリーチャーを回収するという明確な目的をもって回収スペルを採用することができる
アンコモンに関してはシナジー部分で必須というよりは、取れれば取れるほどデッキが単純に強化されていくようなイメージですね。見たら取り合えず取りたい系。
レアもアンコモン同様に取れれば全部強いので、黒白をやってて流れてきたら全部取りたい。
他のアーキから比べるとコモンだけでもデッキを組めるという点で、レアリティ依存度が低いのが黒白クレリックの特徴になります。もちろんレアリティが高いに越したことはない。
赤黒:パーティー
※参考:ダイヤ帯7-2
- キーワード:パーティー
- 備考:除去アグロ
- 所感:コモンだけでもシナジー濃いめ
突出した部族がいない代わりにパーティーが形成しやすく、パーティーシナジー系カードを強く使えるのが特徴。
コモンだけでもパーティー参照するカードは6枚。《ドラーナの口封じ》はそれほど強くありませんが、残りの5枚に関してはいずれもプレイアブル。
特にパーティーデッキにおける《グロータグの虫捕り》は2マナコモン生物ながら、パワー3~4トランプルとして殴っていくことが可能でアグロ性能は非常に高い。
「2ターン目:虫捕り→3ターン目:電術師→浮いた2マナで乱動の噴火」みたいな動きが先手で決まればそれだけでマウントが取れて勝ちきれることもしばしば。
アンコモンに関しても、赤黒のパーティー参照系カードはいずれも強力。黒白クレリックのアンコモン枠と同じで、なくても困らないけど取れればそれだけで雑に強い系のカードが多いです。上記のアンコモンは他のアーキでもそこそこ使える部類に入りますが、特に赤黒だと強い。
カラー的に除去が優秀なこともあって、本来はウィザードデッキ向けの《崖崩れの魔術師》なども赤黒でも強かったりするので、スペルが多く取れた際などは覚えておくと良いかも。
赤黒専用レアという意味では《鼓動盗み、ザグラス》くらいですが、それ以外の雑強い系レアも当然ながら相性は良いです。個人的にはチャンスがあれば狙いたいアーキ。みんな大好きラクドス教団。
青白:パーティー
※参考:ミシック帯7-2
- キーワード:パーティー
- 備考:ミッドレンジ・アリーナでは勝率低め
- 所感:どこから参入していいか分からん
いつもの感じですと地上を固めて飛行でイエーイっていうカラーなんですが、本環境はアグロ寄りで、特別にシナジーが強いわけでもない青白はゼンディカーの夜明けにおいては弱めのアーキタイプ。実際にアリーナ上での勝率も低めです。
赤黒のパーティー参照系コモンが6枚なのに対して、青白では5枚。パーティー×2倍ダメージの《訓練された戦術》、パーティー×2点のゲイン付き天使《英雄たちの世話人》などは割と強めですが、残りの3枚はやや癖が強め。膠着した際にアンブロで殴れる《海底の忍び寄り》などは場合によっては強いですが…。
赤黒に比べると同じパーティー系デッキでも、プレイアブルなコモンが少ないことから、コモンから青白を狙うということはほぼならない。
アンコモンに関しても似たような感じ。
パーティー分カウンターが乗る天使やエンチャ除去、マルチのインスタントドローなどは強力ではあるものの、残りの3枚はやや癖が強め。青のドローなんかはマルチと役割が被ってますしね。
コモン・アンコモンを合わせてみてみると分かりますが、特別に強いカードは青白マルチのドローくらいなもので、青のパーティー参照カードが全体的に微妙なことから、パーティーデッキを組むにしても白の相方にするカラーが青である理由が少ないとも言えます。
初手にリンヴァーラが来た際などは狙ってもいいのかなぁ~とは思いますが、それ以外だと特に青白に固執する理由は薄いですね。流れで青白に行くことはあっても、積極的に狙いたいアーキタイプではないです。
緑黒:+1/+1カウンター
※参考:ミシック帯7-2
- キーワード:+1/+1カウンター
- 備考:アリーナでは勝率低め
- 所感:できればレアから入りたい
プロの中では高めに評価してる人もいるのですが、アリーナ上だと勝率は青白に並んで低め。研究が進むともう少しだけ勝率が改善される可能性はありますが、サイドボードのないプレミアドラフト(BO1)だとおそらく弱いままではないだろうか。どちらかというとBO3向けのアーキだとは思います。
+1/+1カウンターが絡むカードの枚数だけ見ると実はコモンだけでも10枚以上ありまして、一見すると選びたい放題なんですけど、キッカーが条件であったり、上陸であったり、パーティーであったり…色んな方向に散っているので、自分のデッキにあった方向でピックする必要があります。
ワニや蛇、カウンター乗せるオジサンなどは黒緑寄りのカードだとは思いますが、ここから黒緑やりたいな~とはなりにくいですし、枚数かき集めたいかと言われるとそれも微妙。
アンコモンにもカウンターが乗る系のカードは沢山あるのですが、黒緑専用という意味ではこちらの3枚でしょうか。
アンコモンは割とアンコモン性能をしていて、黒緑をやるうえでは是非とも欲しいパーツではあるのですが、これらが取れたから強そうか?…っていわれるとちょっと疑問で、決定力に欠ける感じがまさに黒緑っぽい(笑)
頑張ればアンコモン以下でもデッキの形は作れそうではありますが、黒緑はカウンターシナジーのあるレアであったり、PWニッサなどの強力なレアが複数用意されているので、そのあたりを入り口としてピックを進めたい気持ちが強い。
自分が黒緑をやるとすれば、ウーズ・ハイドラ・ニッサあたりのレアから参入を検討する。
緑青:キッカー
※参考:プラチナ帯7-0
- キーワード:キッカー
- 備考:特になし
- 所感:キーカードはドレイクエンチャ
キッカーは青緑を中心に割り当てられているキーワードになりますが、特に青に多く存在し、緑成分の重要度はそれほど高くなかったりします。アリーナだと単色では青単系が他4色よりも多めに組まれていたりするのですが、おそらく青単キッカーor青単ウィザードだと予想。
キッカーと書かれた青緑で使えるカードは全部で11枚。しかしながらコモン間でのシナジーは皆無。3マナ0/5の《目覚めし激浪》の誘発以外だと特に何もありません。
アンコモンまでみるとようやくシナジーらしきものが生まれるアーキ。…とはいえ青緑マナクリのシナジーは2点ゲインボーナスとオマケみたいなものですし、明確にシナジーを形成してくれるカードは《ドレイクの休息地》の1枚だけかなーって気がします。
《ドレイクの休息地》が青緑にとって必須パーツかと言われるとそういうわけではないのですが、キッカーが多く取れていた場合は間違いなく強いので、「キッカーデッキ」として青緑を組むのであればアンコモン以下では一番欲しいパーツになります。
青軸でピックを進めている途中でドレイクエンチャが取れたら、それを理由に青緑に参入するみたいなのはアリかなと思います。
キッカーのついたレアカードも沢山あるのですが、特にキッカーシナジーという意味ではこの2枚。
《珊瑚兜の年代記編者》は青いデッキならだいたいキッカーも数枚取れているので適当に組んでも入るカードなんですが、特に青緑だと強く働くことでしょう。ただし青緑をやる理由にはならないかな。
《分かたれし水流、ヴェラゾール》は機能しだすとぶっ壊れレベルで強いので、この子から青緑に入ってみるのも良いかもしれません。
シナジー部分はややふんわりとしたアーキタイプではあります。
緑白:上陸
※参考:プラチナ帯7-2
- キーワード:上陸
- 備考:特になし
- 所感:どこから参入していいか分からん
白緑のマルチは確かに強い。
だがそれだけだ…!!
白や緑の強いレアに引っ張られてピックを進めているうちに、卓の流れで相方のカラーが決まってしまい、気づいたら白緑になっちゃった…って場合に行きつくアーキタイプ。
コモンの上陸絡みのラインナップはこの辺り。白の鳥、緑の猫・ベイロス・6/5ビーストに関してはプレイアブルかなぁ~とは思いますが、性能的にはコモン止まり。※強さ的には3マナ2/1の猫が一番マシ
コモンから白緑に参入する理由となるカードはまずない。
アンコモンまで見ると強いカードがやや増える。白2マナの上陸グリフィンなどは強い一枚ですが、ぶっちゃけた話、白いデッキならどれで使ってもこいつは強いので特に白緑である必要性は無し。
唯一白緑をやる理由になりそうなカードはマルチのビースト《ムラーサの根食獣》くらい。本当にコイツだけ。彼がいない状態で尚且つレアもない状態から白緑を組もうとしている人は考え直してほしい。
土地や上陸系のレアには上記なようなものがありますが、《鎮まらぬ大地、ヤシャーン》は別として、これらカードを他のアーキよりも強く使おうとした場合、《ムラーサの根食獣》の能力で上陸を複数回誘発させるくらいしかないです。
- 1パック目から根食獣が複数枚取れた
- 卓の白と緑のカードがとにかくガバガバだった
- 1パック目と2パック目でそれぞれ白と緑のボムレアが取れた
仮に自分が白緑をやるとすれば、上記のようなケース以外は基本的にはやりたくないかな~って感じです。ただ実際のところ、カラー的にも人気が低いことから空いているケースが多く、弱いなりに良いカードが取れるケースはまぁまぁあるっぽい。
緑赤:上陸
※参考:ダイヤ帯7-1
- キーワード:上陸
- 備考:特になし
- 所感:レア以外からは入りたくない
何となくいつもの雰囲気でどうピックしていいか分からなくなったから取り合えず赤緑組んじゃった…みたいなピックをすると紙束になるので注意が必要なアーキタイプ。
強レア以外からの参入は基本的にオススメしない。
コモン生物に関しては白緑と似たようなクオリティではありますが、赤緑の場合は1マナの上陸生物がいる分、アグロという点で生物の向いている方向としては一貫性があります。
ただしコモンから参入したくなるようなカードは特に無し。
アンコモン生物に関しても基本的には殴ることしか見ていない脳筋系クリーチャーですが、上陸が1回誘発することで本来のマナレシオから1.5~2マナ分くらい強さがあがるため、強さ的には悪くはない。
この辺りの生物を4~5枚くらい取れることが約束されているのであれば、アンコモン以下でも赤緑上陸をやってもいいかなぁ~とは思えるのですが、そう上手くはいかないわけでして。
赤緑に参入する一番分かりやすいカードが《世界を彫る者、ファイラス》ですね。こいつは文句なしにボム。
今回の赤緑は、イメージとしてはテーロス環境の青白《夢さらい》であったり、エルドレイン環境の青緑《オーコ》といった、レアから入るアーキタイプに近いと思います。
生物で見るならば象さんが最低ラインで、理想は《ファイラス》。《モラウグ》は特に赤緑である必要はありませんが、《アシャヤ》や《古の緑守り》などの神話クラスの生物から入れると嬉しい。
フラフラした状態で赤緑に参入すると簡単に紙束が出来上がるのでそこだけはマジ注意。
その他
補足として…
今回は緑がパーティーの補助的な役割を兼ねることも可能な設計になっていることから、緑を加えたパーティーデッキなども一応組むことができます。17landsの7勝完走デッキに上がっていた青緑ウィザードなども面白いなーと思いました。
基本的には上記に挙げた10のアーキタイプが中心になるとは思いますが、変化球ピックにも対応できるような柔軟性があるとより楽しめる環境なのかも。
***
本記事はMTGアリーナのプレミアドラフト(BO1)をベースに執筆していますが、BO1とBO3でもメタが異なるであろう味のする環境です。ゼンディカーの夜明けドラフトは非常に面白いので皆さんも是非是非やりこんでみてください。
最強カラー/ティア予想
2020年9月23日時点でのアリーナ上のティアは上記画像の通り。上記データに個人的な評価を加えたうえでTierを出すとこんな感じ。
- Tier1:青黒・赤黒・白黒
- Tier2:青緑・赤白・青赤
- Tier3:赤緑・白緑
- Tier4:白青・黒緑
Tier1とTier2に関しては、それぞれ同じTierの中でも強いと思う順に並べてみました。
Tier1に関して…おそらく青黒は現時点では最強カラー。次いでコモンだけでもデッキが作りやすい赤黒と白黒をチョイス。いずれも黒が絡んだカラーなので同卓に黒が多いとデッキが弱くなったりしますが、青黒だけは少しだけ軸がずれていることもあって結果的に少し強いのかも。
Tier2に関して…個人的には青緑が雰囲気的に4番手。緑というカラーが空きやすく、緑絡みのデッキの中では一番組みやすい。赤白に関しては強さを少し疑っている部分がありまして5番手くらいかな~と。青赤はぶん回ったときは強いんですが、低マナ除去が引けずに受けに回ってしまうとそのまま逝かれることが多かったために6番手。強そうなデッキが組めても勝率があまり安定しない。
※白黒・青緑・赤白・青赤については結構曖昧(現時点での私の主観が強め)
Tier3に関して…上陸組はTier2との間に大きな壁があります。レアが引けたり、卓1だったりといったやれる場合だけやるアーキ。
Tier4に関して…うーん。勝率を気にするなら基本的にはやらないほうが無難。黒緑はボムレアでワンチャンありそうですが、青白に関しては本当にやる理由が見つからない。
管理人の完走デッキ例
ミシック到達過程で7勝完走できたデッキ5つを掲載しておきます。
一応ピック譜も付けておりますが、たまにレアピしてたりするのでそこはスルーしておいてくださいw
赤黒パーティー 7-0
ピック譜:赤黒ピック譜-17lands
とにかく強かった赤黒パーティー。
パーティー参照系カードは合計9枚。
青黒ライブラリアウト 7-2
ピック譜:青黒ピック譜-17lands
キャリクス含めるとカニが合計5枚とかいうカニデッキ。メインの勝ち筋がLOのデッキになりますが、飛行クロックもそこそこ取れていたこともあって、8枚墓地シナジーからの飛行による高打点クロックで殴り勝った試合も幾つかありました。
緑タッチ青黒 7-2
ピック譜:緑タッチ青黒-17lands
緑のキッカー成分がやや濃いめのタッチ青黒デッキ。具体的に何デッキなのかはよく分からないけど強いカードは強かった。
白黒クレリック 7-2
ピック譜:白黒ピック譜-17lands
コモンによるドレインコンボ用パーツが取れなかった代わりにアンコモンの強いところがいっぱい取れて結果的に強かった白黒。
白黒クレリック 7-2
ピック譜:白黒ピック譜-17lands
こちらは一個上のデッキとは異なり、ほぼコモンパーツだけでデッキが完成した白黒。
17landsについて
17landsというトラッカーツールがあるのですが、トラッカーデータをまとめた集計サイトでは環境毎の色別勝率だったり、直近の7勝完走リストなどを見ることができます。自身のピック譜やデッキ等も保存できて非常に便利。
リミテ好きな方は導入してみるといいかも。
関連記事:リミテ専用トラッカー17Lands
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