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【基本セット2020:MTG廃人による神話レア個別評価】PW編(アジャニ・ヤンリン・ソリン・チャンドラ・ビビアン)

      2019/06/29

さてさて基本セット2020の発売が近づいてきましたね。

  • プレリリース:2019年7月5~7日
  • 発売日:2019年7月12日

今回の基本セットはいつもの基本セットから比較すると
灯争大戦後のセットだけあって少しカードパワー高めな印象。

環境への影響力の大きい神話レアに関して
個別に評価をしてみたいと思います。

カードを予約する際の参考にしてみてください。

ちなみに自分はシングル買いするときは
いつもカメ本舗さんを利用してました。

発売前の予約をやってない点と
安すぎて即売り切れる点を除けばかなりお得。
※某ショップより1~2割安いはずです

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基本セット2020:神話レア個別評価-PW編

基本セットのPWにしては
いつもより性能2割増しな印象。

M19のPWと比較すると
明らかに今回のほうが強いですね。

*****

今回解説するカードの効果については
私のほうで簡略化して書いてますので

正確なテキストを知りたい方は
ご自身で検索するなりカードを直接読んで下さいませ。

白:群れの力、アジャニ

初期忠誠度5 - (2)(白)(白)

  • [+1] あなたがコントロールしているクリーチャーとPWの合計に等しい点数のライフを得る。
  • [-2] 《アジャニの群れ仲間》トークンを生成する。
  • [0] 初期ライフより15点以上多い(スタンダードならライフ35以上)なら、本カードと、対戦相手がコントロールしている全アーティファクトと全クリーチャーを追放する。

現在のスタンダードには
PWセットのアジャニを除くと
構築で使えるアジャニが既に2種類。

それらと比較した場合は
今回のアジャニは「性能的には構築向け」な印象。

寛大なる者、アジャニ

灯争大戦のリミテでは1枚で勝てちゃうアジャニも
構築では殆ど見ることがありませんよね。

単純に白緑というカラーが
現スタンだと弱いというのもありますが

このアジャニの場合は予め
お膳立て(盤面を作っておく)する必要があり
構築ではそういった類のカードは弱い傾向にあります。

特にクリーチャーを並べてカウンターを置いても
現スタンのTier1デッキであるエスパーに《ラスゴ》を食らい
そのまま投了になる可能性も大きいですからね。

暴君への敵対者、アジャニ

同じ理由でM19のアジャニのプラス能力も
予めクリーチャーを2体以上並べておかないと
それほど強くは機能しません。

マイナス能力も予め墓地に
クリーチャーが落ちている必要があるため
不確定要素の強い能力になります。

群れの力、アジャニ

それらから見ると
本アジャニはマイナスから入ることで
確定で盤面に干渉できるトークンを生成可能。

出てくるトークンも[+1]能力を噛み合っており
構築次第では出たターンに3/3以上に成長させることも十分に可能。

更に言うとM19のアジャニの場合は
マイナス能力を2回起動すると初期忠誠度4なので死んでしまいますが
本アジャニはマイナス能力を2回起動してもまだ死なない点も強みですね。

マイナスを2回起動して出しなおす…など
使い捨てるような使い方も可能なので
複数枚積みやすいのも利点かなと思います。

ライフゲインデッキの可能性

空飛ぶ群れ仲間の《血に飢えた曲芸師》を合わせて
白黒ライフゲインデッキを組んでみるのも良し。

1マナコモンですが
出たときに3点ゲインのETB能力を持つ《林間の癒し手》も
個人的に構築で使える可能性のあるクリーチャーかなぁと。

白黒に劣らず
白緑もライフゲイン関連のカードは非常に多いので
白緑ライフゲインなども組める可能性があるかなぁ~と。

***

現在の予約相場が約1,000円。

構築次第では一応4枚使える神話レアなので
MTG株的にみてワンチャンあるカードかなぁと。

とはいえ
ライフゲインだけだとフレンチバニラデッキになるので
デッキを構築するうえで多少の工夫は必要なのかなぁと。

構築期待度:70点

青:空の踊り手、ムー・ヤンリン

初期忠誠度2 - (1)(青)(青)

  • [+2] クリーチャー最大1体を対象とし、あなたの次のターンまで、それは-2/0修正を受け、飛行を失う。
  • [-3] 飛行を持つ青の4/4エレメンタル・鳥・クリーチャートークンを生成する。
  • [-8] 「あなたがコントロールしている島は『タップ:カードを1枚引く』」を持つ」の紋章を得る。

萌え絵PWってだけで価格が爆上がりすることが
灯争大戦のナーセットで証明されたわけですが…

ヤンリンのフォイルもきっと
恐ろしい価格になることでしょう。

( ^ω^)・・・

MTGアリーナからマジックを始めた人からすると
プラス能力がそんなに強くなさそうに見えるかもしれませんね。

ですが…
これ系能力をもったカードは
環境次第で恐ろしく強いことがあります。

次ターンまでマイナス修正能力について

比較的新しいカードで言うと
2015年の基本セットであるオリジンの神童ジェイス。

条件を満たすことで裏返り
プレインズウォーカーへと変身します。

+1能力がヤンリンと同じく
次ターンまでクリーチャー1体に-2/0修正を加えるもので
とにかくウザいことこの上なし。

ちなみにスタン当時は1枚当たり1万円するカードでした。
※スタン落ちした現在は約2,000円ほど

ちなみに…
「-2/0修正」を「-2/-1修正」に変更すると
更にぶっ壊れ性能になることはリリアナが証明済み。

モダンでもかなり使われており
スタン落ちした今でも5,000円ほどします。

ちなみに初出のドビンバーンも
+1能力が似た能力で-3/0修正と起動能力を封印するものでした。

が…

こちらのカードは
環境が機体環境だったことなどもあり
殆ど使われることがありませんでしたね。

一応…
ヤソがプロツアーで優勝した時の決勝戦がコントロールミラーで
対戦相手のロマオが採用していたカードではありましたね。

参考:プロツアー「カラデシュ」決勝

疑似ロックの例

これらのカードと比較した場合
ヤンリンの特徴としてはプラス能力が「+1」ではなく「+2」な点。
更には飛行を失わせる能力のおまけ付きですね。

+2なので
例えば相手の盤面に《再燃するフェニックス》が1体いたとしても

相手クリーチャーが1体しかいない状況であれば
相手がヤンリンを落とそうとしてくる場合などは

パワー4以下のクリーチャーであれば
プラスを起動し続けることで疑似的にロックすることが可能。

飛行を失わせる能力もあるので
チャンプブロックを続けることが可能であれば
ヤンリンの忠誠度を貯めていくことも可能です。

そういった点が強みですね。

その他能力

マイナス能力で生成できるトークンも
4/4飛行は構築で見た際のマナコスト的には
3~4マナ相当の性能ですね。

なので1体生成できるだけでも
アドは十分に稼げてると言えます。

奥義も非常に強力で
コントロールミラーであれば決まればほぼ勝ちでしょう。

***

現在の予約相場が約2,500円。

4枚使うカードではないとは思いますが
採用率次第では《ドミナリアカーン》と同じく
4~5,000円くらいまでは一時的にあがるかも。

トークンが《チビハゲ》のバウンスに弱い点だけ気になります。
ヤンリン使う人はチビハゲも一緒に使いそうだし別にええか。

構築期待度:90点

黒:傲慢な血王、ソリン

初期忠誠度4 - (2)(黒)

  • [+1] あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは接死と絆魂を得る。それが吸血鬼であるなら+1/+1カウンターを1個置く。
  • [+1] あなたは吸血鬼1体を生け贄に捧げてもよい。そうしたとき、クリーチャー1体 or PW1体 or プレイヤー1人を対象とする。ソリンはそれに3点のダメージを与え、あなたは3点のライフを得る。
  • [-3] あなたの手札から吸血鬼・クリーチャー・カード1枚を戦場に出してもよい。

使用するに際して
今回のソリンは予めお膳立てする必要がありますが
能力自体はそれをひっくり返すほどの強さではありますね。

またシングルシンボルなのも
地味に嬉しい点だったりします。

秋のローテーションにて
イクサランの吸血鬼が大量にスタン落ちしてしまう点が懸念されますが
スタン落ちする前の基本セット2020環境に限ってはそこそこ強いと予想。

現スタンの単純に強い吸血鬼

ソリンの上側のプラス能力との噛み合いが凄まじいのが
現スタンの白単でも採用されている《アダントの先兵》ですね。

サイズが大きくなることで
パワー4以上で殴ることが可能。

「接死+絆魂」が付与されることで
4点ペイによる破壊不能付与もほぼノーリスク。

追放 or マイナス除去で除去しない限りは
ソリンと先兵だけで勝てる試合すらありそうです。

生け贄能力とのシナジーが強いカード

2マナで出たときに1ドローの吸血鬼君。
過去には構築でも何度か使われたりしました。

薄暮軍団の盲信者》を生け贄にして
ソリンの3点除去を使えばアド的にみればかなりのプラス。

無限の餌にすることができる
誓いを立てた吸血鬼》も構築で日の目を見るかも。

本クリーチャーは
このターンにライフを得ていた場合は
墓地から唱えることが可能なクリーチャーです。

ソリンの生贄能力には3点ゲインのボーナスが付いているので
本クリーチャーが追放されない限りは2マナ払えば実質タダで
何回でも使いまわせることになります。

忘れがちですが
軍団の上陸から生成されるトークンも吸血鬼ですね。

裏返ってしまえば
毎ターン吸血鬼を生成可能。

イクサランの戦隊の鷹こと
軍団の征服者》もまた構築で使われる可能性アリ。

本カードは4枚積みしておくことで
戦場に出た際にライブラリから残りのカード全てをハンドに加えることが可能。

最大で一気に3枚手札が増えることになります。
ロンドンマリガンとの相性も高いカードですね。

過去に《オケチラの碑》というカードと合わせて
構築で使われた実績も一応ありますので
再び使われる可能性も十分にあるかと。

参考:プロツアー「イクサラン」-白単吸血鬼

マイナス能力から出して強そうなカード

サイズは4/4。
出たときに戦場の吸血鬼の数だけドローして
ドローした枚数だけライフを失うカードです。

ソリン経由で3ターン目にだせれば
流石に強いことが予想できるかなぁ…と。

少なくとも自身が吸血鬼なので
出た時スタックで除去られない限りは1ドロー確定。

運が良ければ3ターン目に3ドローほどしながら
戦場に4/4クリーチャーが並ぶことを想像するとエグイかなと。

白単に3ターン目《パオーン4/4》されると
吐きそうになることからも想像できますね。

イクサランリミテのボム
神話ヴォーナもワンチャン。

レジェンドクリーチャーなので《喪心》は効かず
先手3ターン目に出せた場合は除去されにくいのも強みでしょうか。

起動能力はライフに余裕さえあれば
土地以外なんでも破壊のただつよ能力。

自身の絆魂で4点ゲイン。
ソリンの生贄能力3点ゲインと合わせると合計7点ゲイン。

一度機能し始めると
毎ターン7点ゲインからのなんでもパーマネント破壊が可能。

実はこの子《夜帷の捕食者
吸血鬼って知ってましたか?

ソリン経由で先手3ターン目に
3/3飛行・接死・呪禁がでたら流石にエグそう。

ソリンのプラス能力で
肥大化&絆魂が付与されたこの子で殴るデッキだけでも
一つのデッキが組めそうな気もします。

そして忘れちゃいけないのが
献身のボックスプロモ《高塔の憑依者》でしょうか。

出たときのサイズが3/3なのがネックですが
ソリン経由で出しつつ《潜水》を構えて運用するなどすれば
構築でも使える可能性がありそうです。

チビハゲに弱いのがネックですけどね。

吸血鬼デッキを組むうえで
試したいカードの一つではあるので
もしかすると少し値上がりするかも。

使いたい人は2枚ほど早めに抑えておきたい。

ジョニーのおもちゃ

ちなみにイクサランのカードに
秘儀での順応》というおもちゃカードがあります。

本カードを使用すればハンドも含め
全てのクリーチャーカードを吸血鬼化することが可能なので
ソリンのマイナス能力経由でなんでも出せるようになります。

ものすごいマナ踏み倒しデッキも一応組めますね。
おもちゃデッキとしては面白いかもです。

***

現在の予約相場が約1,200円。

イクサランのスタン落ち後は
カードパワーが下がることを予想すると
価格的には妥当なのかなぁと。

基本セット2020環境に限り
吸血鬼デッキが成立するくらいには強いと予想します。

構築期待度:80点

赤:目覚めた猛火、チャンドラ

初期忠誠度6 - (4)(赤)(赤)

  • 打ち消されない
  • [+2] 各対戦相手は「あなたのアップキープ開始時に、この紋章はあなたに1点のダメージを与える」の紋章を得る。
  • [-3] エレメンタルでない各クリーチャーに3点ダメージを与える。
  • [-X] クリーチャー1体 or PW1体を対象とし、X点ダメージを与える。ダメージを与えられたパーマネントが死亡するなら、代わりに追放する。

うーん。
雑に強いですね。

出したターンの選択肢として
紋章・全体除去・単体除去・PW除去と
割となんでもできるのが非常に強い。

コントロール系のフィニッシャーとしても強いですし
ミッドレンジの頂点に採用しても強そうなカードですね。

過去に活躍したデカチャンドラ

過去に使われたチャンドラの話をすると
同じ6マナで活躍した《炎呼び、チャンドラ》などでしょうか。

  • プラス能力がフィニッシャーとして機能
  • マイナス能力が最大で4点の全体除去

ちなみにマイナス能力はかなり強かったことを考えると
今回のチャンドラの-3能力も普通に強いと思うのですが…

一方で…
エレメンタル以外という点が少し気になりますね。

現スタンでもシケデッキ量産中の
ゴリラニッサのプラス能力によって
クリーチャー化した土地が実はエレメンタル。

自分がニッサと合わせて使う場合は
チャンドラとのシナジーがあって強いのですが

ビッグレッドやグリコンのようなデッキで
今回の《目覚めた猛火、チャンドラ》を使おうと思った場合
環境のニッサの採用率に多少影響されそうな気はしますね。

ちなみに《炎呼び、チャンドラ》の[+0]能力の
手札総入れ替えもそこそこ便利な能力でしたが

そちらの能力に関しては
炎の騎兵》が受け継いでいる模様。

私が思うに今回の新チャンドラは
炎呼び、チャンドラ》の活躍を基準にして
デザインされたカードな印象を受けましたね。

新チャンドラPW一覧

今回新たに3枚のチャンドラが加わったわけですが
チャンドラ同士でシナジーがあるようにデザインされてますね。

3ターン目に「レア・チャンドラ」が着地。

盤面が止まっているようなら
実質+1の忠誠度能力上げを使用。

忠誠度1のチビハゲなどが残っている場合は
速攻トークンで倒すのも良し。

トークン2体生成能力は生け贄系デッキとの相性も高く…

など…
ラクドス系のカードとも相性いいですね。

4ターン目に「アンコ・チャンドラ」

レアチャンドラのトークンを
3/1サイズに挙げつつ殴ることが可能。

またマナ加速を利用して
神話チャンドラにつなげることも可能。

アンコモンとは言え初期忠誠度が5と高く
性能的には間違いなくレアクラスかそれ以上です。

過去に《試練を超えた者、サムト》っていうカードがありまして
性能的にはそこそこ似ているところがあるのかなぁー…と。

2マナ加速できる分
アンコチャンドラのほうが強い可能性まである…笑

でもって
アンコチャンドラのマナ加速から
神話チャンドラにつなげることが可能。

おそらく…
そういうデザインになるように作られているのかなと。

チャンドラ関連カード

チャンドラ押しのエキスパンションだけあって
チャンドラ絡みのカードも多数ありますね。

実質…
赤いマナクリの《チャンドラの火炎猫

1マナ支払うことで
チャンドラの忠誠度能力をコピーする《チャンドラの調圧器

ルーター能力もついており…
アーティファクトではあるものの
赤いカードでもあることからルーター能力で捨てることも可能。

複数枚引いてしまった場合も
2マナでサイクリングできる点は嬉しいですね。

リミテで引いた場合は残念レアの可能性がありますが
構築でチャンドラデッキを組む際はおそらく入るでしょう。

これだけチャンドラが増えれば2マナ除去も
稲妻の一撃》よりも《チャンドラの勝利》のほうが便利になるかも。

一撃で《デカハゲ》を葬れるのはありがたい。

***

現在の予約相場が約2,200円。

まず間違いなく使われるのは断言できて
問題は何枚くらい使われるかですねぇ~。

炎呼び、チャンドラ》がスタンダードの赤緑ランプで
使われた時を想像するとおそらく採用するなら2枚ほどか?

感覚的にはエスパーコンに《戦慄衆の将軍、リリアナ》を
2枚採用するような感覚に近いのかなぁとは思います。

6マナなので下環境で使われる可能性は低く
4枚採用するカードではないので価格が跳ね上がることは無さげ。
ただ間違いなく使われるカードということで…

構築期待度:100点

緑:アーク弓のレインジャー、ビビアン

初期忠誠度4 - (1)(緑)(緑)(緑)

  • [+1] クリーチャー最大2体を対象とする。それらの上に+1/+1カウンターを2個望むように割り振って置く。ターン終了時までそれらはトランプルを得る。
  • [-3] あなたがコントロールしているクリーチャー1体と、クリーチャー1体 or PW1体を対象とする。前者は後者に、自身のパワーに等しいダメージを与える。
  • [-5] サイドボードからクリーチャー1体を公開してハンドに加えてもよい。

多くの方が思ったとは思いますが
性能的には《ドムリ君》をより緑単に特化させたような性能。

現在のスタンダードの殴るアグロデッキの筆頭はグルールですが
グルールであることの理由の一つがネクサスに対してサイドから
燃えがら蔦》を取れる点などが挙げられますよね。

とは言え
ネクサスが秋のローテでスタン落ちすれば
必ずしも殴るアグロデッキがグルールである必要もなくなるので
ローテーション後に評価が少し上がるカードかなぁと思ってみてます。

トランプル付与が地味に強そう

ストンピーとしての強い動きを想定すると…
スタン落ち後はラノエルが消えてくれるので
基本的には2ターン目マナクリスタート。

仮に赤単が次環境で流行るとすれば
8/8フェロックスが出来上がった時点で
割と勝ちまでありそうな印象ですね。

楽園のドルイドも立ってる限りは呪禁ですので
タフ4以上まで育てるだけでも盤面制圧できそうではあります。

ちょっと変わった一方格闘

ビビアンのマイナス3能力は
いわゆる「一方格闘」と呼ばれる効果になりますが
いつもの一方格闘とは少しだけ異なる点があります。

例えば《強撃》と比較してみると分かりますが…

通常の格闘系スペルは
「自分のパーマネント vs 相手のパーマネント」であることが殆どですが
ビビアンの能力に関しては「自分のパーマネント同士」を格闘させることが可能。

例えば「激高」持ち。

例えば《炎の職工、チャンドラ

  • 自分のコントロールする《切り裂き顎の猛竜》から
  • 自分のコントロールする《炎の職工、チャンドラ》に対して
  • パワー4点分ビームを飛ばすことで忠誠度を自ら4つ削り
  • 相手プレイヤーに対して4点本体ダメージを与える

といった
ちょっと変わった動きができたりもします。

構築で使うテクニックになる可能性があるので
覚えておくとどこかで役に立つ日がくるかも…。

サイドボードから持ってくるクリーチャー案

マイナス5能力はサイドボードから
クリーチャーを引っ張ってくる能力ですね。

一応アドがとれるので悪くはない。

考えられるカードとしては
相手がコントロールだった場合の《殺戮の暴君

テフェリー絶対殺すマンの新恐竜
変容するケラトプス》なども自然とサイドに入りそうなカードなので
持ってくる候補としては悪くないように思います。

見る機会が激減しましたが
ライフゲイン&墓地対策の両方見れる《貪る死肉あさり》も
ビビアン入りストンピーならサイドにとってもよさそう。

エスパーやグリクシスの悶絶する顔を見たい人は
蔦草牝馬》を1枚サイドに取っておいてもいいかも。

再録の決定した《ブロントドン君》も
サイドから持ってくるカードとしては有能でしょう。

これらカードが持ってこれると考えれば
能力としては悪くないのかなぁ~と自分は思いました。

デッキ予想

リリース直後のスタンで使われるとすれば
今季のラダーで私が使用したような緑単タッチ赤のストンピーだったり…

参考:緑単タッチ赤ストンピー

ラブニカの献身スタン時代に少し使われた
緑単に青マナと部族土地を加えたエルフストンピーだったり…

参考:Simic Aggro - MTGGoldfish

こういったタイプのデッキと
相性の良いカードかなぁと思います。

***

現在の予約相場が約1,000円。

緑が苦手とするところの
PWにも触ることが可能なカードなだけに
個人的には期待しているカードですね。

4積するタイプのカードではないので
価格が爆上がりすることは無さそうですが
価格相応の強さはあるかなぁと思います。

構築期待度:80点

予約はお早めに

基本セット2019から比較すると
明らかにカードパワーが高くデザインされているので

多少の環境の変化を期待してもいいのかなぁ~と思います。
いずれのPWもそこそこやれそうな強カードに見えますね。ではではノシ。

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