【デッキ考察:赤白青「熱病の幻視」FNM参戦】サイドボード次第でワンチャンあるでコレ!
2016/05/15
《熱病の幻視》でFNM参戦。
エンチャント《謎の石の儀式》が流行る裏で、ひそかに実験していたエンチャント《熱病の幻視》を4枚積んだコントロール風デッキでFNMスタン戦に挑んできました。
その時のお話。
使用デッキはこちら:
赤白青「熱病の幻視」コントロール風
Contents
赤白青「熱病の幻視」コントロール風デッキ
Fevered Visions / 熱病の幻視 (1)(青)(赤)
エンチャント
各プレイヤーの終了ステップの開始時に、そのプレイヤーはカードを1枚引く。そのプレイヤーがあなたの対戦相手であり、そのプレイヤーの手札にカードが4枚以上あるなら、熱病の幻視はそのプレイヤーに2点のダメージを与える。
ベヘリットかな?
いわゆる「電波系エンチャント」の一つという位置づけだと思いますが、試しにデッキを組んだことのある人ならご存知かな。維持さえできればかなり強い。
ただし「エンチャント故に弱点も多く、相手のデッキ次第では友情コンボも成立してしまう」という爆弾付きでもあります。
弱点1:エンチャント破壊
現環境でよく使われている苦手カードとしては上記のようなカードが考えられます。特にランプだと9割以上採用されている《世界を壊すもの》は打ち消しすらできないので脅威中の脅威。
弱点その2:友情デッキ
- 白単などの速攻系デッキ
- 《謎の石の儀式》を使ったデッキ
現環境ですと手札をガンガン消費していく白単人間相手に《熱病の幻視》を張ると友情エンチャントとして機能しちゃいます。こちらがエンチャントを張るために使用したマナの差が埋まらずに負けますね。張った場合は9.5割負ける。
後はマナがいっぱいでる《謎の石の儀式》もキツイ。手札ホクホクなのを良いことに、モノスゴイ数のクリ―チャーが並ぶことになります。
※フリーマッチにて謎石デッキと試合してみましたが…案の定、ひどいことになりましたね
赤白青ジェスカイカラーにした理由
というわけで…
はじめは青赤イゼットの2色で考えていたのですが、苦手デッキが多すぎるんご…。それをケアする目的で、今回はタッチ白の赤白青ジェスカイカラーにしてみたよ。
■光輝の炎
白単のような速攻系デッキと当たった場合、《光輝の炎》を3色で撃てる強みが生まれる。
■悲劇的な傲慢
アヴァシンの破壊不能をケアしつつ、オーメンダールやスーパーフレンズ対策にもなる疑似全体除去《悲劇的な傲慢》をサイドに積むことができる。
オーメンダールに関してはそもそもバウンス呪文が多いのであまり脅威ではなかったりしますが。
■ナヒリちゃん
苦手デッキの《謎石》を破壊でき、マッドネス呪文との相性が非常に高い。土地を引きすぎた場合でも交換できて便利。メインから採用。美しい。
■ナーセット姉貴
《苦渋の破棄》を積んだタイプのPW採用コントロールデッキ相手に対して応戦できるかなぁ~と思って雑にサイドにて採用。好きだから入れただけ説。
…
といった感じの理由でタッチ白ですね。後は《石の宣告》をサイドに積むと強そう。でも持ってないんだなぁ~これが…。
デッキの攻め筋
デッキの攻め筋としては2つ。
熱病が割られた場合に備えて、メイン&サイドには果敢飛行ビートによる攻めも採用です。
久しぶりに《嵐追いの魔道士》を使いましたけど…《速槍ちゃん》の居ない今の環境でもかなり強いかも。《反射魔道士》にバウンスされてもあんまり痛くないですし、《究極の価格》も刺さらない。
除去られたとしても主にはソーサリータイミング。飛行生物の少ない現環境だと完全に想定外のクリ―チャー(事故)で、謎の飛行クロックで相手の計算を狂わせることができます。
FNMスタン戦結果
スイス3回のスタンダードルール。
今回は以下のようなデッキと戦った。
- 1試合目:バント人間カンパニー
- 2試合目:赤緑ランプ
- 3試合目:バントカンパニー
1試合目:バント人間カンパニー
- 対戦デッキ:バント人間カンパニー
- 勝敗:○○
相手はゲームデー&前回FNMスタン優勝者。
プレイングも非常に上手い方で相手にとって不足なし!
…
■1本目:お互いに1マリガンスタート。キーカード《熱病の幻視》と除去多めの土地2枚の良ハンド。熱病と除去バウンスでジリジリとダメージを刻む。
相手にノンクリ―チャーデッキかな?…と思わせたところに《嵐追いの魔道士》登場からのパンチでまずは1本先取。サイドチェンジが難しそうでしたね。そりゃそうですよね…。
■2本目:サイドチェンジにて軽量クリ―チャーを増やされましたが、こちらも負けじと3ターン目に《熱病の幻視》が着地。3ターン目に張れると本当に強い。
相手はライフゲイン用に《ランタンの斥候》もサイドから投入。…しかしながらここにきて《傲慢な新生子》が仕事をする。絆魂持ちをブロック&生贄で絆魂を回避&マッドネス《癇しゃく》という最強の動きで回復を許さないマン。
ぶん回ってGG。
…
本試合に関しては運が味方してくれた感は否めませんが、調整次第では、中速なカンパニー系には五分くらいには戦えるデッキが作れそうな気がしましたよ。
2試合目:赤緑ランプ
- 対戦デッキ:赤緑ランプ
- 勝敗:×○×
知り合いの多いお店なのでランプは居ないだろう~と高を括っていましたが、お初な方とのマッチアップ。普段はMO勢とのこと。
GP東京用に紙のデッキを作成。折角作ったので参加してみたよ~とのこと。でもって苦戦が予想されるランプと遭遇でござる。
…
■1本目:相手先行の赤緑土地タップイン。まさかランプか!?…と思ったら本当にランプ。《世界を壊すもの》に《熱病の幻視》がぶち壊される。《癇しゃく》1発分までライフを詰めましたが《龍王アタルカ》降臨で敗北。
■2本目:サイドから《タイタンの力》&《放たれた怒り》の爆弾コンボを仕込む。3ターン目に《嵐追いの魔道士》着地で1点パンチ・4ターン目にコンボ炸裂で14点パンチ・5ターン目に《ゴブリンの闇住まい》からのおかわり《タイタンの力》で5点パンチで取り返す。
■3本目:3ターン目にマナクリ《死天狗茸の栽培者》が3体並ぶという地獄絵図。除去とバウンスでお茶を濁したものの…ワルブレに青マナを断たれ、更にアタルカちゃん降臨で完全敗北。
…
想定はしてたけど《世界を壊すもの》が厳しかったですね。もう少しクロック速度の高いサイドボードにしたほうが良さそうな気がしました。
3試合目:バントカンパニー
- 対戦デッキ:バントカンパニー
- 勝敗:○○
相手は何度もマッチアップしたことのある友人。前回は《謎石》&《変位エルドラージ》入りの4C即死コンボデッキだったのでガクガクブルブルしながら対戦開始。どうやら今回は純正バントカンパニーでした。
…
■1本目:相手2マリガンからのスタート。こちらがかなり有利な状況には違いないんですが、実は《熱病の幻視》は「マリガンした相手には刺さりにくい」というちょっと変なエンチャントでもあります。
幸い、手札には《熱病の幻視》が来ず、代わりに《嵐追いの魔道士》が2枚に火力呪文が多目の果敢な手札。空から高速ビートで殴りきってまずは1本先取。
■2本目:2本目は《熱病の幻視》をたっぷり張りつつの熱戦。私のライフは5で戦場にクリ―チャーはおらず6マナ残し。逆に相手はライフ2で《森の代言者》×2・《反射魔道士》・クリ―チャー化した《伐採地の滝》でコンバットのファイナルターン。
ここで光ったのがカスレアと名高い《粗暴な排除》!…《森の代言者》1体バウンスしつつ、もう1体に2点ダメージ。更に《焦熱の衝動》2枚を使って傷を負った《森の代言者》と《反射魔道士》を焼き切り、《伐採地の滝》3点ダメージに抑えきってギリギリセーフで勝利。GG。
…
相手のドロコマの引き運にも左右されますが、想像してたよりも戦えましたね。
所感
結果的には…
2勝1負でしたね
- 1試合目:○○
- 2試合目:×○×
- 3試合目:○○
2試合目に対戦した赤緑ランプの方が優勝したこともあって、スコア的に2位という結果でした。ゴブリンの戦長2枚目をゲット。
…
もう少しメインの飛行クロックを厚くし、戦術を変化させられるようなサイドボードにすれば、完全にメタ外の強いデッキになるんじゃないかなぁ~?…と可能性を感じる試合結果でした。
※例えば…ランプ相手には白を完全に抜いて土地を減らし、果敢ビートできるようなサイドプランを取ってみるとか
皆さんも研究してみてくださいね。
それじゃ(^ω^)ノシ ばいば~い