【MTGアリーナ:ヒストリック追加カード20枚】効果・シナジーカード紹介
2019/11/22
ひっそりとMTGアリーナで開始されていたアリーナ限定フォーマット「ヒストリック/HISTORIC」においていよいよカードの追加が発表。
- 11月21日に20枚のカードが追加
- 4半期ごとに新カードが追加予定
- BO3ランク戦追加(11月21日~1月15日の期間)
- トーナメントの開催
- 来年1月にコンペリーグの開設
だそうです。
新しく追加予定の20枚をざっくりと見てみよう。
Contents
- 1 ヒストリック追加予定カード20枚(11月21日)
- 1.1 セラの高位僧/Serra Ascendant
- 1.2 魂の管理人/Soul Warden
- 1.3 キンズベイルの騎兵/Kinsbaile Cavalier
- 1.4 宝物探し/Treasure Hunt
- 1.5 遠のく旋律/Distant Melody
- 1.6 墓所破り/Cryptbreaker
- 1.7 惑乱の死霊/Hypnotic Specter
- 1.8 ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena
- 1.9 堕落の触手/Tendrils of Corruption
- 1.10 窯の悪鬼/Kiln Fiend
- 1.11 ゴブリンの女看守/Goblin Matron
- 1.12 碑出告の第二の儀式/Hidetsugu's Second Rite
- 1.13 エルフの幻想家/Elvish Visionary
- 1.14 獣相のシャーマン/Fauna Shaman
- 1.15 傲慢な完全者/Imperious Perfect
- 1.16 炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary
- 1.17 艦長シッセイ/Captain Sisay
- 1.18 羽ばたき飛行機械/Ornithopter
- 1.19 精神石/Mind Stone
- 1.20 ダークスティールの反応炉/Darksteel Reactor
- 2 所感
ヒストリック追加予定カード20枚(11月21日)
セラの高位僧/Serra Ascendant
セラの高位僧 (白)
- クリーチャー:人間・モンク 1/1
- 絆魂
- ライフが30点以上であるかぎり、+5/+5修整と飛行を持つ
モダンのソウルシスターズと呼ばれるデッキで使われているクリーチャー。条件を満たすと6/6飛行絆魂。
モダンでも一緒に使われる《アジャニの群れ仲間》もヒストリックで使用可能。
ヒストリックのカードプールだと、4マナPW枠に《群れの力、アジャニ》の採用も割とアリか。
白単で組むなら《不動の女王、リンデン》なども、ある意味でロードとして活躍しそうです。
魂の管理人/Soul Warden
魂の管理人 (白)
- クリーチャー:人間・クレリック 1/1
- 他のクリーチャーが1体戦場に出るたび、あなたは1点のライフを得る
こちらもソウルシスターズでよく使われるカード。
ヒストリックでゲインしろってことでしょうね。
ちなみに1マナ重いけど似た能力持ちクリーチャーの《情熱的な扇動者》がラブニカの献身(&基本セット2020)に収録されています。ちなみにこちらは自分のコントロールするクリーチャーのみ誘発なのでだいぶ弱い。
3点ゲインだけでなくブリンクもシナジーとして使える《魅力的な王子》なども相性良さげ。
よくみるソウルシスターズは白単ですが、ヒストリックのカードプールであれば白緑トークンや白黒ライフゲイン、白赤トークンビートといった感じで組んでみるのも面白いかもね。
キンズベイルの騎兵/Kinsbaile Cavalier
キンズベイルの騎士 (3)(白)
- クリーチャー:キスキン・騎士 2/2
- あなたがコントロールする騎士は二段攻撃を持つ
白シングルシンボルの騎士デッキの《トーブラン》って感じでしょうかね。ショックで落ちるのがきになるけども。
宝物探し/Treasure Hunt
宝物探し (1)(青)
- ソーサリー
- 土地でないカードが公開されるまで、カードを公開していって、全部ハンドに加える
2マナで打てる不確定ドロー。
占術や諜報と合わせると強い系。
一発LOコンボもワンチャン?
遠のく旋律/Distant Melody
遠のく旋律 (3)(青)
- ソーサリー
- クリーチャータイプを1つ選ぶ。あなたがコントロールするそのタイプを持つパーマネント1つにつきカードを1枚引く
例えば…
青赤ドローでフェアリー指定とか。
ヒストリック環境の青入り部族としては青黒ゾンビや海賊などが一応あります。ゾンビは軍団トークンなどもあるのでまぁまぁドローできるかも。
墓所破り/Cryptbreaker
墓所破り (黒)
- クリーチャー:ゾンビ 1/1
- (1)(黒),タップ,カードを1枚捨てる:黒の2/2ゾンビトークンと1体戦場に出す
- あなたがコントロールするアンタップ状態のゾンビ3体をタップする:カードを1枚引き、あなたは1点失う
スタンダードでも活躍した1マナゾンビ。
スタン当時は黒単or黒白で使われました。
ヒストリックのカードプールにはスタン当時ほどの強いゾンビがいない印象ですが、ゾンビデッキが組めるとすればそこそこ強いであろう《死が触れぬ者、リリアナ》なども使えそうなので試す価値はありそう。
カラー的には黒単・黒赤・青黒ってところでしょうかね。
惑乱の死霊/Hypnotic Specter
惑乱の死霊 (1)(黒)(黒)
- クリーチャー:スペクター 2/2
- 飛行
- 対戦相手にダメージを与えるたび、そのプレイヤーはカードを1枚無作為に選んで捨てる
黒単ハンデスデッキが好きな人が好きそうなカード。無作為ディスカードなのでディスカード能力としては強め。
現スタンの似たカードだと
《正気泥棒》とかに近いでしょうか。
正気泥棒と1つ異なる点としては、能力の誘発が必ずしも戦闘ダメージに限らない点。例えば、《呪術師のワンド》を装備して1点を与えるなどしてもディスカード能力が誘発します。
ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena
ファイレクシアの闘技場 (1)(黒)(黒)
- エンチャント
- あなたのアップキープ開始時に、あなたはカードを1枚引き、1点のライフを失う
黒の強力なドローエンジン。
割と雑に強い系。
ヒストリックで使える類似カード《アルゲールの絶血》なども、本カードの亜種として刷られたカードですね。コントロール相手にサイドから入れて活躍してる姿もよく見ました。
直近のスタンだとカラデシュの山田孝之こと《夜更かし》なども本カードの亜種。こちらも稀にサイドに取られることのあったドローエンジンですね。
ファイレクシアの闘技場。
たぶん普通に強いです。
堕落の触手/Tendrils of Corruption
堕落の触手 (3)(黒)
- インスタント
- クリーチャー1体を対象とする。あなたがコントロールする沼の数だけX点ライフを得て、X点ダメージを与える。
ゲイン付き除去はいいぞぉ。
直近のスタンだと即席付きのゲイン付除去の《橋上の戦い》などはサイドから使われたりしてました。染みます。
ヒストリックだと沼と相性の良い《陰謀団の要塞》なども使えるので、クロマティックブラックとはまた違ったタイプの面白い黒単が組めるかも。
窯の悪鬼/Kiln Fiend
窯の悪鬼 (1)(赤)
- クリーチャー:エレメンタル・ビースト 1/2
- あなたがインスタントorソーサリーを唱えるたび、ターン終了時まで+3/+0修正を得る
モダンでも見かけることのあるイゼット系の殴るクリーチャー。回避能力がないクリーチャーなので、その点をどう補うかでしょうかね。
ラブニカの再活付き呪文《最大速度》なんかと相性良さげ。
ゴブリンの女看守/Goblin Matron
ゴブリンの女看守 (2)(赤)
- クリーチャー:ゴブリン
- ゴブリンの女看守が戦場に出た時、ライブラリからゴブリンカードを1枚探し、手札に加えてもよい
現スタンでもゴブリンがそこそこ多いんですが、ヒストリックになると《ギャンコマ》や《鎖回し》など、構築級のゴブリンも更に増えるので、ゴブリンデッキの息切れ防止用カードとしては良さそう。
ゴブリンの首謀者と一緒に積むことでアドはなかなかに取れそうです。
碑出告の第二の儀式/Hidetsugu's Second Rite
碑出告の第二の儀式 (3)(赤)
- インスタント
- プレイヤー一人を対象とする。そのプレイヤーのライフがちょうど10点である場合、そのプレイヤーに10点のダメージを与える。
いわゆる特殊勝利用カード。
ヒストリックはバーン系カードもそこそこ充実してるので赤単or赤黒でお試しを。
オーコ…w
エルフの幻想家/Elvish Visionary
エルフの幻想家 (1)(緑)
- クリーチャー:エルフ・シャーマン 1/1
- エルフの幻想家が戦場に出た時、カードを1枚引く
みんな大好きエルフの幻想家。
エルフを組むなら欲しくなる子。
類似カードだと吸血鬼の《薄暮軍団の盲信者》などもいますね。あと《フルプスプ君》。
ヒストリックに限ればエルフはほぼ緑単なので、《ギャレンブリグ城》なども使えそう。
スタン当時は青緑土地8枚に部族土地を加えて、タッチで《エリマキ神秘家》を加えたストンピー青緑エルフなども少しだけ見かけたりしましたね。
獣相のシャーマン/Fauna Shaman
獣相のシャーマン (1)(緑)
- クリーチャー:エルフ・シャーマン 2/2
- (緑),タップ,クリーチャーカード1枚捨てる:ライブラリからクリーチャーカードを1枚探し、公開して手札に加える
エルフの流れで登場したカードではあるものの、カードプール的には除去カードとしても使える出来事持ちクリーチャーなどをサーチすることも可能なため、ヒストリックで使うカードとしては非常に面白いカードなのかなぁと思います。
自分が使うとすればジャンド出来事に混ぜて遊んでみたいですかね。
傲慢な完全者/Imperious Perfect
傲慢な完全者 (2)(緑)
- クリーチャー:エルフ・戦士 2/2
- あなたがコントロールする他のエルフは+1/+1修正を受ける
- 緑,タップ:緑の1/1エルフ戦士トークンを1体戦場に出す
残り続けている限りは、実質1マナで2/2トークンを生成し続けることのできるロード兼システムクリーチャー。こちらはほぼエルフ専用カードなのかなぁ…と。
スタン当時は活躍実績のあるカードらしいのでおそらくヒストリックでも使えるのかなぁと。
ヒストリック環境におけるエルフは、特にドミナリアにエルフがそこそこ収録されてはいるものの、肝心のロード枠が少なかったこともあってややパワー不足だったので、その点を本カードで補えるとすれば意外とデッキになるかも。
発売当初は高値の付いたイトリモクの成長儀式なんてカードもありましたし、ついに活躍の場が???
炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary
炎樹族の使者 (赤/緑)(赤/緑)
- クリーチャー:人間・シャーマン 2/2
- 戦場に出た時、(赤)(緑)を加える
パイオニアの緑単で悪さしてる子。
ヒストリックだとどういった使い方になるのか。
とりあえずはCIP能力でキャストの際に使用したマナがそのままかえってくるので、ただで出せるといった強みがあります。ゴリゴリの赤緑アグロで使われるのか、もしくは別の変な使い方をされるのか。デッキの研究が進んでみないと何とも言えないカード。
艦長シッセイ/Captain Sisay
艦長シッセイ (2)(緑)(白)
- クリーチャー:人間・兵士 2/2
- タップ:あなたのライブラリーから、伝説のカードを1枚探し、それを公開して手札に加える
統率者として人気のカード。
残れば毎ターン伝説カードをライブラリから引っ張ってこれる爆アドクリーチャー。スタン当時は伝説カードが少なく、殆ど使われなかったそうですが、ヒストリックの場合は伝説のソーサリーなるものまで存在するので引っ張ってこれるカードは超豊富。
ケシスコンボで悪さしないことを願うばかりです…w
羽ばたき飛行機械/Ornithopter
羽ばたき飛行機械 (0)
- アーティファクト・クリーチャー:飛行機械 0/2
- 飛行
だいたいコイツが使われるデッキは悪いことするデッキ。
0マナでキャスト可能なので《モックスアンバー》と合わせて最速1ターン目にエムリーを叩きつけるデッキなども出てくることでしょう。
遂にこいつが使えるチャンスなのかもしれない。
精神石/Mind Stone
精神石 (2)
- アーティファクト
- タップ:(1)を加える
- (1),タップ,精神石を生け贄:カードを1枚引く
2マナのマナ加速アーティファクト。
スタンダード基準だとマナ加速アーティファクトは基本的には3マナからなので、無色とはいえ2マナで置くことのできるマナ加速アーティファクトは優秀。不要になった際はそのままドローに変えられる点も良し。
直近のスタンだとイクサランにクリーチャー部族限定で使えるマナ加速アーティファクト《起源の柱》がありましたが、こちらは殆ど使われませんでした。
一方で、精神石の効果を2倍にした《面晶体の記録庫》はスタン当時エルドラージランプなどでかなり使われていた点を見ると、精神石はヒストリックにおいては中々に強いと予想されます。
ダークスティールの反応炉/Darksteel Reactor
ダークスティールの反応炉 (4)
- アーティファクト
- 破壊不能
- あなたのアップキープ開始時に、これの上に蓄積カウンターを1個置いてもよい
- 20個以上の蓄積カウンターが置かれているとき、あなたはこのゲームに勝利する
特殊勝利用のアーティファクト。
たぶん弱いです。
破壊不能とは言え、ヒストリックのそれほど多くないであろうカードプールだとハゲでバウンスされちゃいますし、オーコで3/3鹿にされちゃうわけでして。カウンターを能動的に増やす手段が増殖くらいしかなくて基本的には無理でしょう。
このカードよりも条件達成が緩そうな《シミックの隆盛》が1mmも使われてない点を見てもおそらく…w
所感
今回の追加カードを見た感じだと、割と地味目な追加カードのラインナップだったなぁって印象ですw
もうちょい派手な感じのカードを突っ込んでくるのかなぁと思ってたんですが、意図的にこういったデッキを組めるようにしました的なカードが多い印象ですね。
- ソウルシスターズ
- ゾンビ
- ゴブリン
- エルフ
- 茶色系
- etc...
クリーチャーデッキは全部「鹿」なんですけど。
どうやら四半期ごとにカードを追加していって、最終的にはパイオニアがMTGアリーナでも実現できるといいなぁ~って感じらしいです。さすがにパイオニアまでカバーするには10年ちかくかかりそうですけど。
とはいえ、
デッキが増えるのは良いこと。
個人的には《墓所破り》がスタン当時MOでよく使ってたので嬉しかったですね。
どうやらヒストリックのラダーも追加されるみたいなので、スタンの禁止改定次第では自分はそちらで遊ぶ機会が増えるかも。