【MTGリミテッド:ドラフト豆知識】MTGアリーナ・MO・紙のピックの違い
今回はちょっとした豆知識的なアレ。
MTGの遊び方の一つに
ブースタードラフトがあります。
実際に遊ぼうと思った場合は…
- MTGアリーナ
- MO(MagicOnline)
- 紙(リアル)
この何れかで遊ぶわけですが
ピック基準に微妙に違いがあったりするので
それに関するちょっとした小話でもしてみます。
Contents
MTGアリーナでのドラフト
アリーナのドラフトの特徴は以下の通り
- Foilカードが無い
- 独自のカードソート
- AIによるピック
フォイル無しの独自ソート
アリーナの場合は紙(リアル)でプレイするドラフトとは異なり
フォイルカードが存在せず、アリーナ独自のカードソートになってます。
コモンのソートまでは把握していませんが
アンコモン3枚に関してはソートが存在しており
同じソートのカード3枚が固定されていることが多いです。
傾向としては「同じ/近い色のカード3枚」が
同一ソートとして固定されていることが多いですね。
例えばラブニカの献身ドラフトであれば
《厳戒態勢》と《ドビンの鋭感》は同じパックから出る確率が非常に高く設定されている…等々。
おそらく全エキスパンションにおいて
ソートが設定されているはずなので…
アリーナのドラフトをやりこんで
ソートを覚えておくと上家AIのピックしたカードの推測が実は可能。
AIピック
私が予想するAIのピック基準は
「色と点数」のみだと推測してます。
例えば人間であれば
卓に《フェアリーの悪党》が大量に流れていたことを察知した場合
カードのピック優先度を高くする…
といったことが考えられますが
AIは卓の流れまでは考慮しない仕様になっているっぽいので
単体だと点数が低いけど大量に取れると嬉しい系のカードは
MTGアリーナの場合は集めやすいことが多いです。
例えば…
こういったカードですね。
それ以外にもプレイアブルだけど
何故か点数がやたら低いカードなどがあったりするので
そういったカードを覚えておくとアリーナだと勝ちやすい。
MOでのドラフト
MagicOnlineのドラフトの特徴は以下の通り
- Foilカード有り
- カードソート有り
- ピックは全て人間
フォイル有りの独自ソート
MOの場合は紙でのプレイに感覚的には近く
紙と同じ確率でフォイルカードが封入されています。
その為、稀にレアもアンコモンも割と強いにも関わらず
全て残った状態でパックが回ってくることがあったりします。
そういった場合は「フォイル抜け」ということになりますね。
ただしアリーナと同様に
MOにもカードソートが存在しています。
参考までに自分が一番MO廃人だった時期のドラフトの話をすると…
- カラデシュ&霊気紛争環境は約400~500回近く(記憶だと総合3位付近だったかな?)
- アモンケット&破滅の刻環境は約300~400回近く(トロフィー72個の総合2位)
コモンカードは多いカードで200枚以上ピック。
アンコモンソートはほぼ全部覚えていたくらいには
廃プレイしてたのでソートは間違いなく存在します。
リミテでガチで勝ちたい人は
カードソートを研究してみると良かったりします。
人間によるピック(特にチケピック)
MOというゲームは紙のMTGに非常に似ておりまして
価値の高いカードは高価格で取引されたりします。
例えば…
灯争大戦のカーンはリミテだとそれほど強くありませんが
記事執筆時点でのMOの相場は約24チケットになります。
1チケットがアリーナでいうところの
100ジェム程度だと考えると分かりやすいですね。
- ドラフトに参加するための費用が約12チケット
- カーンの売値は約24チケット
要するに試合に勝てなくても
カーンがピックできれば実質もう一回無料でドラフトが遊べるわけで…。
そうなると当然ながら
本当は不要なカードだったとしてもピックするよねぇ~。
それがいわゆる
「チケピック」です。
MOの場合はチケピックが存在したり
上家が迷走して酷いピックを始めちゃうと
卓全体がカオスになることがあります。
それが良かったり悪かったりするんですけどね。
MTGアリーナはMOほど超カオスになることは少ない。
紙でのドラフト
お店でのドラフトイベント
例えば「ドラフトウィークエンド」など。
リアルでドラフトをやる場合などに
覚えておくとよい知識を挙げるとすると
BOXの仕様を知っていると
少しピックが変化するかもです。
例えばスタンダードのカードの場合だと
BOX買いした場合は「1BOX当たり=36ブースター」ですが
ブースターの中身のカード配分をご存知でしょうか?
実はBOX買いした場合は中身が均等になるように作られてまして
フォイルを考慮しなかった場合は以下のような感じになってます。
- 神話レア:合計で4~5枚程度
- レア:同じレアは基本的に出ない
- アンコモン:同じアンコモンは1~2枚
- コモン:同じコモンは3~4枚
お店で紙のドラフトをやる場合は
店舗によって異なるとは思いますが…
基本的には同一ボックスの
ばら売り用のブースターを使用することが多いはずです。
そうなった場合…
- 同じレアは基本的に1枚
- 同じアンコモンも多くて2枚まで
- 同じコモンも多くても4枚まで
という。。。
ある意味で偏りのあるカードプールになります。
MTGアリーナのドラフトであれば
5枚6枚…と集められる《フェアリーの悪党》などのカードも
リアルでやる場合は起こりえない…ということになります。
覚えておくとどこかで役に立つかも?
ちなみにGPは参加したことないので知りませんが
プロツアーなどの大会で使用されるパックに関しては
同一ボックスではなく完全ランダムなものが使用されているはずです。
LSVだったかな?
プロツアーのドラフトで《熱病の幻視》3枚ピックしてたはずなので。
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ランダム性が高いほうが理想的だとするならば
紙でそれを実現するためには複数ボックス開封して
中身を混ぜ合わせる必要が出てくる…というわけです。