【フェロキドン最後の脱獄】「フェロキドン」解禁で変わるメタゲームと新デッキ予想
昨晩(2019年8月26日)に禁止改定があり
スタンではここにきてフェロキドンがまさかの解禁。
MTGAではBO1ではそのまま禁止ですが
9月4日よりBO3にて使用可能になるそうです。
アリーナからMTGを始めた方は
このフェロキドン君のことをよく知らないと思うので
ちょいと何か書いてみようかなぁと思います。
ちなみに個人的には
今回の解禁に関しては高評価。
小テフェリー禁止なら尚よかった。
Contents
解禁:フェロキドン君
イクサランの相克(2018年1月19日)が発売する直前。
禁止改定「2018年1月15日」において突然の禁止へ。
発売されたばかりのカードだっただけに
みんなビックリしてツイッターのトレンドに挙がった程です。
当時の記事:イクサランの相克-禁止改定後のスタン予想
ティムールエネルギー
当時のトップメタデッキに
ティムールエネルギーというミッドレンジがありまして
強みとしては大体どのデッキに対しても5割程度の勝率。
サイドボードの自由度が高く
使いやすさなどもあって一番人気のデッキでした。
当時…私も愛用していたデッキです。
ただ実際のマッチ勝率を見ると
ずば抜けて強いというデッキではなかったんですけどね。
使用者が滅茶苦茶多かったのは確かです。
ラムナプレッド
同じくトップメタデッキとして
《ラムナプの遺跡》を採用した赤単「ラムナプレッド」が活躍。
本当の問題児は実はこの赤単でして…
唯一苦手としていたデッキがティムールエネルギー。
※それ以外のデッキにはほぼ有利の付くデッキ
ティムールエネルギーがナーフされるということで
それなら赤単からも禁止を出さないとまずいだろう…ということで
禁止されたのが《ラムナプの遺跡》と《フェロキドン君》でした。
↓↓↓
結果:ティムールエネルギーというデッキは死んだものの
赤単は依然として強いままで逆に赤単がトップメタに躍り出る。
更にドミナリアにてフェロキドンが抜けた枠に
《ゴブリンの鎖回し》が入ってくるという。
- ティムールエネルギー使用者多すぎてナーフするぞ
- ティムール弱体化すると赤単一強になるから赤からも禁止出すぞ
からの~
- ウィザーズ「フェロキドンでも禁止しとくか!」
- フェロキドン「わい、発売されたばかりやで…」
- 鎖回し「代わりにワイが来たで!」
- ユーザー「赤単TUEEEE!!!」
フェロキドンとはなんだったのか。
これが所謂フェロキドン禁止エピソード。
フェロキドンの性能
とは言え…
このカードめっちゃ強いんすけどね。
鎖回し並みの性能なのに
シングルシンボルで色拘束緩い!
- 赤シングルシンボル
- 3マナ3/3という良スペック
- 威迫という回避持ち
- 回復絶対許さない
- 横並びデッキに超強い
ちなみに注意点もありまして…
ティボルトと違って
使用者自身もライフゲインすることができなくなりますし
使用者がクリーチャーを出した場合は自分が1点食らいます。
フェロキドン君は
双方にとってデメリットとなる能力持ちな点に注意が必要。
フェロキドンが刺さるデッキ&カード
個人的に
フェロキドンがこのタイミングまで
解禁されなかった大きな理由としては
メタゲームに《白緑トークン系》が
絡む可能性がわずかに残っていたからかなぁ~
とは思ってます。
いわゆる白緑トークン。
ラブニカの献身あたりまでは存在していたデッキでしたが
灯争大戦環境あたりから一切見なくなったデッキですね。
スタンのメタゲーム上から白緑が消えたので
それならフェロキドン解禁してもええかなぁ~っていう印象。
死者の原野
現在のメタゲーム的に一番刺さるのはおそらく《死者の原野》
特にスケープシフトを採用しており
大量にゾンビを出すタイプの型はフェロキドンが実質マスト除去。
現在のスタンは除去を採用せずに
無理を押し付けるタイプのデッキが多いので
それらデッキには非常に刺さるカードと言えます。
ニッサランプ
ニッサランプも多少ダメージがあるかな~と。
こちらのデッキも除去を殆ど採用せずに
マナクリ連打から無理を押し付けるタイプのデッキ。
アグロに対してはハイドロイドのゲインで何とかすることが多かったので
ゲインを無効化するフェロキドンの能力は見た目以上に刺さるのではないか…と。
吸血鬼
現在のアグロの筆頭である吸血鬼。
こちらもソリンのプラスによる「絆魂」が意味をなさなくなる。
また最近の吸血鬼で採用されていることの多い
《聖域探究者》や《ヴォーナ》にも刺さりますね。
ケイヤの誓い
エスパー系が採用していることの多い《ケイヤの誓い》
これに関してもフェロキドンがいる状態で使うと
3点ゲインのボーナスが得られないのでジワジワ効きます。
ちなみに誓いの3点でフェロキドンを倒した場合も
その際は3点回復効果は得られないのでプレイの際は要注意。
次元間の標
最近また少しだけ見るようになったジェスカイフレンズ。
そういったフレンズ系デッキにおいて
回復で微アドを稼ぐ土地《次元間の標》の回復も無効化。要注意。
浅瀬からの大量展開デッキ
エレメンタル化するMizとオムナス君!#Omunath #illustration #artwork #MTG pic.twitter.com/zivyiKKzUM
— MizTG (@miztg_game) July 18, 2019
所謂…
序盤ゆっくりエレメンタル系。
特に除去がそんなに濃くないタイプだと
フェロキドンがいる盤面での展開&自傷ダメージが結構えぐい。
遠くからエイリアンの泣く声がする。
フェロキドン採用で強くなりそうなデッキ
逆にフェロキドンが返ってきたことで
強くなりそうなデッキを考えてみよう。
赤単
一番はやはり赤単でしょうかね。
ティボルトよりもメインから採用しやすいのが強み。
ラクドス系
今のラクドスはアグロというよりは
生け贄シナジーデッキっぽさがあるんですが
フェロキドンの効果はもろにラクドス系なので
アグロ寄りのラクドスが新たに出てくる予感。
恐竜
忘れちゃいけないのが
フェロキドンは「恐竜」だという点。
恐竜系デッキは縦に太くなぐるタイプのデッキなので
自傷ダメージによるデメリットも少なくて非常に相性が良いはず。
フェザー
個人的に今回の解禁で少しだけ懸念してるのが
フェザーでフェロキドンを採用したケースですね。
サイズ&性能ともに相性良いはずなので
サイドボード辺りには入ってきそうな予感。
流行るとウザそうなので
あまり流行らないでほしいw
令和のダガーバーン来るか?
話はそれますが
フェロキドンが禁止される直前あたりに
《探査の短剣》を用いたそんなに強くないコンボデッキ
ダガーバーンなるローグデッキが一瞬だけ話題になったことがありました。
相手の盤面に大量の草を生やして
フェロキドンの自傷効果でライフを詰めるネタコンボデッキ。
もしかするとまた見られる…かも?