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【イニストラード真夜中の狩り:ドラフト攻略】青黒最強環境の特徴・トップコモン&アンコモン・地雷カラーとアーキ解説

   

どうも。
ばぐです。

イニマヨまぁまぁ面白くてやりまくってたら神話までコンプ終わっちゃいました。

さてさて…
今回のイニストラード真夜中の狩りという環境は友好色にゾンビや吸血鬼等の部族アーキが割り当てられ、対抗色にはフラバやサクリといったサブアーキが割り当てられたやや複雑な環境。カードパワーが全体的に高く、ボムレアも沢山ある上に、色強弱の差も激しく、適当にピックすると簡単に負けられる環境でもあります。

今回はリミテッドの基本的な部分も触れながら色々と環境解説してみようかなぁ~と思います。

参考までに…
プレドラ勝率はミシックまで上げて66%前後です。

アーキ毎の相性が露骨にでる環境なこともあって今回は7勝するのが難しいね~。

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イニストラード真夜中の狩り:環境速度

参考:17lands-play/draw advantage

まずはいつもの環境速度から。

プレドラ

  • 平均キルターン:約9.1ターン
  • 先手勝率:52.3%

マッチ

  • 平均キルターン:約8.8ターン
  • 先手勝率:52.9%

速度はD&D並みにかなり早く…
尚且つ先手がかなり有利な環境。

アグロ環境というよりはマウント合戦みたいな雰囲気に近く、いわゆる「テンポ環境」といったもの。イメージとしては先手を取って先に生物を立てて、後手相手の初動が3Tだった場合はカウンターなり除去なり当ててしまえばそのままマウントが取れて勝敗が大きく勝ちに傾く感じ。

  • その為、2マナアクションの重要度がアグロ環境並みに大事
  • 後手で2パスしているようだと負けても自己責任
  • ※ついでに1~2マナにプレイアブルなカードが多い

特に最強色である青黒に限れば腐乱トークンによって多くのスペルに実質2点+αのボーナスが付いているものが多く、噛み合い次第ではかなりアグロな動きをするため、初動の遅いデッキはそのままひき殺されることも多々。カードの強弱はさておき、特に後手番の際は相手が動いてきたターンにこちらも何かしらアクションを返さなければ一方的にボコられる/制圧される展開になりやすい。

コモン2マナに赤い3点火力などがあれば少し違ったんだと思いますが、いつものアグロカラーである赤が弱いのと、除去が基本的に3マナからになることもあり、2マナの肉がとにかく大事です。

色別勝率/ティアに関して

参考:17lands color performance

こちらは2021年10月2日時点での2色ティア表。

本環境は単色にするメリットはほぼなく、基本的には2色環境。緑多色的なアーキも組もうと思えば組めるんですが、組むメリットがほぼなく、テンポが大事なのでランパンスペルを撃ってる余裕が殆どない。

ティア

  • Tier1:青黒
  • Tier2:白青・(緑青)
  • Tier3:緑白・白黒
  • Tier4:黒緑・赤白・黒赤・青赤
  • Tier5:赤緑

勝率だけ見るとデータ上では白青が最も勝っていますが、デッキの組まれた回数の多さは青黒がダントツ。色の受け入れ許容量と勝率を加味すると青黒が今回はTier1になります。※パーフェクト白青の強さはTier1

Tier2に関しては基本的には青白。青白は狙って組みにいくアーキタイプになりますが、同じく勝率の高い緑青に関しては組まれた回数が少なく、狙って組むアーキタイプというよりは、卓の流れ次第で参入するアーキタイプになります。

青白は降霊という共通のキーワードを有しており、そこを軸にピックを進めることでデッキが強化されていきますが、緑青の場合は割り当てられたキーワードがフラッシュバックであり、横のシナジーは青白に比べると若干弱め。その分、色が空いているときはマルチカードなどが流れやすくなっているため、そういった際に参入するイメージになります。

ちなみに本エキスパンションは狼推しなんですが、リミテにおける赤緑は絶望的に弱いです。ドンマイ。

色の強弱

今回の最強色は「青」になります。
貯め込み屋と隼のコモン2枚が強い。

【青>黒>>白>>緑>赤】

青は生物の強さに加え、普段のリミテ定番青スペルに雑に腐乱ゾンビのおまけが付けられていて呪文枠も普段より強めでMID環境の最強色。生物の質も高く、アドの取れるカードも多め。

詳しくはトップコモン&アンコモンの項で紹介しますが、黒はコモン除去3種類すべて強く、メインから複数枚詰める墓地対策能力持ちの5マナ3/4+腐乱×2体の神話コモン黒タイタンが雑に強い。

逆に赤が今回はお通夜で、勝率の低い4つのアーキ全てに赤が入っている状態。2マナ生物の質が低く(D&D環境の青みたいな感じ)、アドの取れるカードが他の色よりも少ない為にロングゲームにもあまり強くない。青が最強色なこともあって降霊持ちクリーチャーの入ったデッキと当たる機会も多く、メイン戦のみのプレドラではデッキ相性的に不利の付く相手が多いために握りたくない色になっている。

マグマスプレーのような軽量追放除去があればもう少し戦えたと思いますが、残念ながら今回の赤の追放除去は5マナと重いのでアグロとの噛み合いもちょっと悪い。

青黒が強い環境のリミテッド傾向

今回は青黒がTier1アーキになるんですが…
青黒が強い環境のリミテッドっていうのは青黒がただただ強いことが多く、他のカラーで対抗するのが難しいことが多いです。

  • 低マナ圏の充実
  • 優秀な飛行クロック
  • 環境にあった除去
  • ハンドアドバンテージ
  • カウンターが強い
  • ハンデスが強い

こういった条件がそろい始めると青黒が天下を取ることが多く、全てに対応できてしまうがゆえに他のカラーでは対抗できなくなってしまう。コントロールカラー故の強さがあります。

青黒が強かった環境

今回の青黒の強さと非常に似ているのが灯争大戦(WAR)環境における青黒。WAR環境は赤黒青グリクシスが特に優れた環境で、そのなかでも頭一つ強いのが青黒になります。※偶然だと思いますがWARの青黒もゾンビいっぱい

ハンデスやバウンスに動員ボーナスが付いている部分であったり、カウンターに占術ボーナスが付いているなど微アドが稼げる仕様になっていたり、MIDよりもコントロール要素強めな青黒ではありましたが、1:1交換を続けていくと最終的にアド差がついて勝つ感じがよく似ています。

青黒が弱かった環境

逆に青黒が弱い環境といえば最近だとカルドハイム。
※2色デッキ全体勝率56.0%/青黒勝率46.9%

  • 低マナ生物の質が低め
  • 打点が刻める飛行クロック少ない
  • 除去が使いにくかったり、やや重かったり
  • 対抗勢力であるアグロが強い

《多元宇宙の警告》など優秀なリソースを稼ぐ手段はあるものの、序盤を支える生物が脆く、除去が重い為にアグロに対応しきれず。

緑のほうがリソース面で優秀な生物を有しており、尚且つ、1マナで除去をかわしつつアドが取れる《蛇皮のヴェール》など強いバットリが存在したことなども青黒にとって厳しい環境でした。

他にもイコリアの青黒も弱かったですね。
※2色デッキ全体勝率59.0%/青黒勝率55.2%

割り当てられたキーワードが瞬速で、アーキとしてはレアからしか参入できない死にアーキ。殴れる飛行生物も少なかったです。

協調ピックと色主張

ピックを進めるうえで

  • 協調ピック
  • 色主張

という考え方があります。

今回の環境は特にこのバランスが大事かなぁ~と思ってまして、協調(仲良しピック)しすぎると結果的に弱い色(赤or緑ベースのナヤカラーアーキ)を押し付けられる側に回りやすく、卓ドラであればそれはそれでバランスが取れたりもするんですが、MTGアリーナのプレドラでは基本的には別卓のプレイヤーとマッチする確率のほうが圧倒的に高いわけで。

デッキが勝つにつれて勝ち越しているユーザーとマッチさせられる仕様を含んでいたり、ランク帯が高くなると強アーキとの遭遇率が上がることから、自身も強アーキを握らないと基本的に勝ち越すのが難しくなります。出来ることなら常に最強アーキである青黒を狙いたい。

そこで大事になってくるのが色主張。

  • 1パック目は下家に対して少なくとも青か黒を流さないように絞りぎみにピック
  • 2パック目の返しのピックで下家が絞った色を避けてくれたのが確認できたらひたすら回収
  • 運がよければ3パック目で上家が2パック目で絞った色から降りてくれるのでデッキが仕上がる

参考:青黒の色主張ピック例

上記ピック例だと1パック目は出来る限り青黒のプレイアブルなカードは下家に流さないようにしてピック。途中から青黒系の強いカードが全く流れてこなくなりますが、それでも下家に対してはプレイアブルな青黒系カードを流さないように絞る。

返しの2パック目で下家が青黒を避けたのが確認できたので、強いカードから順に青黒のカードをひたすら回収。3パック目でデッキを整える…といった感じ。

緑や白の強アンコモン以上のカードが沢山流れてくるような状況でもない限りは、上家や下家と喧嘩してでも青or黒の片方は絶対にやるくらいの気持ちでピックしたほうが個人的には勝ち越せる印象があります。上が絶対に青も黒もやらせてくれない場合に限り、緑白を狙うイメージ。

協調して雑魚アーキやらされるくらいなら上下と喧嘩してでも強アーキやる戦略

今回は特に喧嘩ピック率高め。
それでも弱アーキやりたくない。

赤はマジで弱いので魔が差したとき以外は避けたほうがいいです…w

トップコモン/アンコモン

イニマヨ攻略記事を見ているとあまり評価されていないことが多いんですが、1マナ1/1の《月皇の古参兵》は特に青白で強さを発揮しますが、それ以外の白いデッキでも大体強い隠れ強カード枠。並み評価していた人は少し点数をあげといたほうが良いカードです。

アンコモンに関しては、白をやっていればいつでも欲しい枠はこのあたり。特に青黒系アーキがやれずに緑白をやる際などは、このあたりのアンコモンが重要になってきます。

貯め込み屋と隼は見かけたら無限回収する青生物枠。呪文枠は腐乱トークンボーナスの付いているカードはだいたい強いです。特に上図のカウンターとバウンス。

青アンコモンに関しては文句のつけようがなく…こちらの3枚。タッパーは若干デッキを選ぶものの、だいたいのアーキで強いです。

黒いデッキなら必ず入る《戦墓の大群》は今回の最強墓地対策カード。有頂天は特に青黒と白黒で強いカード(餌が少ない黒緑や赤黒だと評価少し下げたほうがいい)。

コモン除去は全部で3種類ありますが全部強いです。特に踊り食いに関しては有頂天と同じで餌が用意しやすい青黒や白黒のほうが若干使いやすいですが、それでも黒いデッキなら積まない理由がほぼありません。

アンコモンの中でも《病的な日和見主義者》は実質レア(しかも強いほう)性能です。初手クラスの性能で黒をやる大きな理由になるカードなので見逃さないように。…また、ウマみたいな見た目の犬も割と雑強枠。アンコモン除去2種類どちらも強いです。

残念ながら赤をやる理由になるコモンカードは一枚もありません。強いてあげるなら除去2種類が赤の中では上位コモンですが、この程度で赤に参入すると痛い目にあいます。下家にプレゼントして赤をやってもらいましょう。

上記のようなアンコモンが複数取れるようならようやく赤を少しだけ検討するレベル。

生物に関してはイニ影からの再録である熱錬金術師だけはそこそこ強いです。

基本的に卓1じゃないなら赤は触らないほうが良いです。残念なことにレアもあんまり強くないです。

緑に関してはまだ赤よりは救いがあって、コモンだとこの2枚が複数流れているようなら空き気味であることのサイン。逆に言うと、この2枚以外の緑コモンから緑に参入するのは失敗ドラフトなので要注意。

アンコモンは赤とちがって強いカードがまぁまぁ多いので、このあたりも緑空きのサインになりますね。

レアに関しても赤と違ってボムレアが多い点などもまだ救いがあります。赤よりはマシ。まぁでもどうしても緑やるならレア欲しいよね。

完走デッキ例

参考までに私の完走したデッキをいくつか張っておきます。

参考:黒緑7-1

参考:青黒7-0

参考:赤黒7-1

参考:青白7-1

他にも沢山ありますが
気になる人はディスコードに遊びに来てくださいな。

まとめ

簡単にまとめると…
青黒が最強なので常に狙いましょう!

基本的には青黒白のエスパーカラーでデッキを組むように気を付ければ上位アーキになるので、そのあたりを意識するのが大事ですね。

あ、、赤は触らないほうがいいです

サブ垢で赤いアーキを擦りまくったんですが
勝率が下がるだけで可能性を感じませんでしたw

シールド補足

ちなみに10月のミシック予選はMIDシールドになります。

シールドはまたドラフトとは違った顔をするのが面白い。色に関しても「青よりも黒のほうが重要」になってきたりします。

アリーナのBO1シールドは初心者の方が多くて、ぶっちゃけあまり参考にはならないんですが、結果としては上図のような感じでした。

絶対無理だろ…みたいなプールは比較的少なくて、シールド環境としてはそこそこ良い方かも。

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